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phpMyAdminのインストール

WordPressを利用していると、直接データベースの内容を編集することが必要になる場合があります。phpMyAdminも使いこなせるようにしておけば、いざというときに必ず役に立ちます。空いた時間を利用して操作のほうにも慣れておいてください。

phpMyAdminは、有料のサーバースペースなどでは管理パネルからワンタッチでインストールできるようになっていますが、サーバー側の管理都合で知らぬ間に上書きされたりすることがあるので、専用ディレクトリを設けて自身で設置・管理するようにしてみましょう。

以下のURLから最新の安定バージョンをダウンロードしてください。特にこだわりが無ければ all-languages.zip を選択してください。

ダウンロードページ

ダウンロード (The phpMyAdmin Project)

ダウンロードが完了したら解凍します。解凍したフォルダはphpMyAdmin-2.10.2-all-languagesなどと長い名前になっていると思いますので、第3者から予想されにくく、尚且つ短くて入力しやすい任意の名前に変更して下さい。サンプルではpmaとします。

フォルダ名の変更が終わったら、FTPソフト等を使用してpmaフォルダをサーバースペースへアップロードし、ブラウザでアクセスします。

phpMyAdmin 2.10.2 へようこそ

上記のような画面が表示されると思いますので、アナウンスに従ってセットアップスクリプトを実行してください。

設定ファイルの作成

Servers欄の「Add」のボタンをクリックします。

必要事項の入力

最低限の必要事項を入力して、画面下の「Add」ボタンをクリックします。ユーザー名とパスワード以外はほとんどサンプル通りの記述で大丈夫だと思いますが、利用環境に応じて適宜対応してください。

設定ファイルのダウンロード

元の画面に切り替わりますので、Configuration欄の「Download」ボタンをクリックして設定ファイル(config.inc.php)をローカルPCに保存します。

phpMyAdmin - 2.10.2

保存したconfig.inc.phpを、FTPソフト等を使用してサーバー上のpmaディレクトリに転送し、ブラウザでphpMyAdminにアクセスしてください。上記のような画面が表示され、各種操作が可能になります。

アクセス制御

phpMyAdminは便利なツールですが、第3者がブラウザでアクセスすることによってデータベースの内容を簡単に改変することが可能になってしまいますので、必ずアクセス制御を行って下さい。

.htpasswdファイルの作成

ユーザー名がerika、パスワードがsawajiriの場合、.htpasswdへの記述内容は以下のようになります。(ユーザー名 + コロン + パスワードという書式)ユーザーを複数設定する場合は1行ごとに改行して追記して下さい。

erika:CUsL5OlRSPUTI

テキストエディタで上記のような内容のhtpasswd.txtを作成後、サーバーにアップロードしてから.htpasswdとファイル名を変更して下さい。アップロード先はpmaディレクトリです。

パスワードは暗号化 (crypt) したものを使用します。 パスワード暗号化の簡易のプログラムを用意しましたので、もし宜しければご利用下さい。


.htaccessファイルの作成

テキストエディタで以下のような内容のhtaccess.txtを作成後、サーバーにアップロードしてから.htaccessとファイル名を変更して下さい。アップロード先はpmaディレクトリです。

AuthUserFile /virtual/hoge/public_html/example.jp/pma/.htpasswd
AuthGroupFile /dev/null
AuthName phpMyAdmin
AuthType Basic
<limit GET POST>
require valid-user
</limit>

1行目は.htpasswdの絶対パスですので、ご自身の環境に合わせて変更してください。2行目以降はサンプルのままペーストしていただいて問題ありません。

設定ファイルの補足

セットアップスクリプトにより作成されたconfig.inc.phpに、以下のような形で複数のデータベース情報を記述することによってまとめて管理することが出来るようになります。

/* Servers configuration */
$i = 0;

/* Server localhost (config:root) */
$i++;
$cfg['Servers'][$i]['host'] = 'localhost';
$cfg['Servers'][$i]['extension'] = 'mysql';
$cfg['Servers'][$i]['connect_type'] = 'tcp';
$cfg['Servers'][$i]['compress'] = false;
$cfg['Servers'][$i]['auth_type'] = 'config';
$cfg['Servers'][$i]['user'] = 'un';
$cfg['Servers'][$i]['password'] = 'pass1word';
$cfg['Servers'][$i]['only_db'] = 'un';

$i++;
$cfg['Servers'][$i]['host'] = 'localhost';
$cfg['Servers'][$i]['extension'] = 'mysql';
$cfg['Servers'][$i]['connect_type'] = 'tcp';
$cfg['Servers'][$i]['compress'] = false;
$cfg['Servers'][$i]['auth_type'] = 'config';
$cfg['Servers'][$i]['user'] = 'duex';
$cfg['Servers'][$i]['password'] = 'pass2word';
$cfg['Servers'][$i]['only_db'] = 'duex';

$i++;
$cfg['Servers'][$i]['host'] = 'localhost';
$cfg['Servers'][$i]['extension'] = 'mysql';
$cfg['Servers'][$i]['connect_type'] = 'tcp';
$cfg['Servers'][$i]['compress'] = false;
$cfg['Servers'][$i]['auth_type'] = 'config';
$cfg['Servers'][$i]['user'] = 'trois';
$cfg['Servers'][$i]['password'] = 'pass3word';
$cfg['Servers'][$i]['only_db'] = 'trois';

/* End of servers configuration */

以下のようにプルダウンからデータベースを選択できるようになります。

プルダウンから選択

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