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道路特定財源:道路啓発ミュージカル 支出責任者処分へ

 冬柴鉄三国土交通相は18日の参院予算委員会で、国土交通省地方整備局が道路特定財源を用いて道路事業への啓発ミュージカルを公演した問題について「国民から厳しく批判された事実がある」と述べ、支出責任者の処分を検討する考えを示した。平野達男氏(民主)の質問に答えた。

 啓発ミュージカルには、03年度からの3年間に約5億3000万円が支出されており、冬柴氏は2月14日の衆院予算委で「国民に不快感を与えるものはやめさせる」と答弁していた。

 また同局が道路特定財源から多額のタクシーチケット代を支出していた問題で、国交省が使用済みチケットなど利用明細を確認する文書を保存していない可能性も浮上した。尾立源幸氏(同)が明細を示すよう求めたのに対し、国交省の宮田年耕道路局長は「(利用明細は)行政文書として一定期間保存するものにはしていない」と述べた。

 国交省の出先機関である全国八つの地方整備局では、02~06年度の5年間に、道路特会から計23億7800万円のタクシーチケット代が支出されていた。【尾中香尚里】

毎日新聞 2008年3月18日 18時47分 (最終更新時間 3月19日 1時26分)

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