 | “アジア外交 日本を基軸に” 26日にロサンゼルスで行った演説で、マケイン氏は「数十年に及ぶ民主主義のパートナーである日本と協力していくことで、この世紀をアメリカとアジアの人々の双方にとって安全かつ自由で繁栄したものにすることができる」と述べ、アジア太平洋地域ではあくまでも日本との協力関係を基軸とする考えを示しました。その一方で、中国については「次の大統領にとって台頭する中国との関係の処理が中心的な課題になる」と指摘したうえで「中国が政治面で自由となるまでは、米中関係は共通の価値観というよりは共通の利害に基づくものになる」と述べ、米中関係が日米の同盟関係よりも強まることはないという考えを示しました。また、マケイン氏は、アメリカ軍兵士の死者が4000人に達したイラク情勢について「アメリカ軍が早急に撤退すれば、アルカイダは勝利を宣言し、宗派間の対立をあおるだろう。アメリカは分別と責任ある態度を持ってイラク人の自立を助けていかなければならない」と述べ、早期撤退を求める民主党のオバマ、クリントン両上院議員を批判しました。その一方で、マケイン氏は、地球温暖化対策では「アメリカこそ主導的な役割を担うべきだ」と述べ、ブッシュ政権の外交姿勢との違いも強調しました。   | 3月27日 8時37分 |
|  |  | “アジア外交 日本を基軸に” 3月27日 8時37分
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