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【富山】医師不足で病床休止 あさひ総合病院 来月から49床2008年3月27日
朝日町立あさひ総合病院(赤川直次院長)は、常勤医十五人のうち四人が三月末で退職し補充のめどが立たないため、四月から四十九床を休止して病床数を百五十床に縮小する。土曜日の外来診療と、午前零時から同八時半までの夜間救急外来診療も休診する。 同病院によると、三月末で常勤内科医三人が派遣元の富山大に戻り、回復期リハビリ病棟の嘱託常勤医一人が退職する。 このままでは医師一人にかかる負担が増すため、三−六階の病棟のうち五階の四十九床を休止し、三、四階へ振り分ける。患者を集約して効率的に運営し、看護師一人が受け持つ患者数は現在の十三人から十人へと手厚くする。 これまで第一、三、五の各土曜日午前に行っていた一般外来の診療は完全に休診。夜間救急外来の診療時間も午後五時十五分−午前零時までに短縮し、それ以降の診療は取りやめる。ただし、当直医は午前零時以降も待機するため、担当診療科の救急患者は受け入れる。 病院は今後も常勤内科医の確保に最善を尽くすとしているが、大菅定吉事務部長は「どこの病院も医師不足が深刻で、すぐに元の態勢に戻すのは困難な状況」と話している。 (平井剛)
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