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【コラム】 線路の下の敷石はどうして“あの石”なのか?

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電車に乗ってぼんやり外を眺めていると、ある疑問が頭に浮かんできました。なぜ線路の下には、尖った石が敷きつめられているのだろうか? 気になって気になってしかたがありません。というわけで、「線路に石が敷かれている理由」について、JR東日本広報部にうかがってみました。

「敷石は、走行時に線路へかかる圧力を均等に伝えるために採用されています。隙間が衝撃を吸収するので、電車内の振動も少なくて済むんです。また、レールをずれにくくしたり、線路の排水をよくして枕木の寿命を長くしたり、雑草を生えにくくする役割もあります」(JR東日本広報部)

では、敷石に使われている石の種類や大きさは決まっているのでしょうか?

「主に安山岩で、数センチ程度の大きさのものをブレンドして使っています」(同)

なるほど〜。調べてみると、線路に敷石を敷いているものをバラスト軌道、敷石ではなくコンクリートを敷いたものをスラブ軌道と呼ぶようです。そういえば、地下鉄や東北新幹線のレールの下は、石ではなくてコンクリートだったはず…。

それぞれの軌道の長所と短所については、鉄道には一家言あるテクノユニットSUPERBELL'Zが教えてくれました。

「線路には伝統的に敷石が利用されてきましたが、高速で運行すると石が飛び散る、降雪地帯のメンテナンスが難しい、という短所があります。一方、スラブ鉄道は、保守コストは低いものの、振動や騒音も出やすいんですよ」(ボーカルの野月貴弘さん)

ところで、入れ替えられた石はその後、どのような運命をたどるのでしょうか?

「入れ替えた石は、摩擦で丸くなっているので、再度砕いて角をつくり再利用しています。再利用しない場合は、産業廃棄物として処理してもらっています」(JR東日本広報部)

普段なにげなく乗っている電車の下の石にも、いろんな秘密が隠されているんですね。
(R25編集部)

「軌道の奥深さを実感できるスポット5」はコチラ

※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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