事件・事故
処方ミスで後遺症 神戸掖済会病院に賠償命令
神戸市垂水区の神戸掖(えき)済(さい)会(かい)病院に入院していた同区内のてんかん患者の女性(38)が、後遺症で働けなくなったのは担当医の処方ミスが原因として、病院を運営する社団法人を相手に、慰謝料など約四千四百万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が二十六日、神戸地裁であり、橋詰均裁判長は病院側の過失を認め、約三千万円の支払いを命じた。
判決によると、女性は幼いころからてんかんを患っていたが、二〇〇五年一月、発作を起こし、同病院に搬送された。女性の母親は、毎日服用している抗てんかん薬があると病院に伝えていたが、担当医はその薬を投与せず、症状が悪化。女性は別の病院に運ばれたが、記憶力低下などになった。
判決理由で橋詰裁判長は「担当医が、適切なてんかん薬を投与する注意義務を怠ったことが、女性に後遺症が残った原因」などとした。
同病院の宮道一重事務部長は「判決文を見ていないのでコメントできない」と話した。
(3/27 09:02)
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