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医師目指す高校生を応援 県教委がセミナー開く

2008年03月26日 21:24
医師を目指す県内高校生が自治医科大教授の講演を聞いたスーパー医進セミナー=天童市・県青年の家
医師を目指す県内高校生が自治医科大教授の講演を聞いたスーパー医進セミナー=天童市・県青年の家
 医師を目指す県内高校生を対象とした県教育委員会の「スーパー医進セミナー」で、自治医科大の小林英司教授による講演が26日、天童市の県青年の家で行われた。

 小林教授は、現在、専門とする移植分野の手術と研究などを分かりやすく紹介。移植研究の目覚ましい進歩の一方、倫理的な問題などから、医療現場での応用が遅れていることなどを指摘し、「これからは、研究と臨床の橋渡しが必要だ。若いみなさんには、幅広いものを受け入れる柔軟さが求められる」として「医学の道に入り、一緒に挑戦しよう」と、生徒たちにエールを送った。

 スーパー医進セミナーは、県の医師確保対策の一環で、県内出身の医師を多く育てようと、2006年度から開いている。今回は2年生93人が県全域から参加。25日から2泊3日で、医学部進学を念頭に置いた勉強会などを行っている。講演は、医学や医療への関心をより高めようと企画した。

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