ここから本文です。現在の位置は トップ > 地域ニュース > 三重 > 記事です。

三重

文字サイズ変更
ブックマーク
Yahoo!ブックマークに登録
はてなブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷
印刷

伊賀市元総務部長詐欺:市三役を減給 処分案、市議会で可決 /三重

 ◇今岡市長「非常に責任感じる」

 伊賀市の今岡睦之市長は25日、元総務部長の長谷川正俊被告(59)=懲戒免職=の詐欺事件に伴い、自身ら市三役の処分案を決め、3月定例市議会本会議に提案した。採決の結果、全会一致で可決した。処分内容は、今岡市長が減給2分の1・3カ月、内保博仁・副市長と角田康一・収入役が同10分の1・2カ月。いずれも来月の給与から適用される。【渕脇直樹】

 質疑で葛原香積議員(無会派)は、処分基準についてただし、今岡市長は「非常に責任を感じている。(長谷川被告を)信じていたことが私の責任であり、大幅に(処分を)出させていただいた」と説明した。

 採決に先立ち、同事件について調べていた特別委員会の山岡耕道委員長は調査結果を報告し、「今岡市長は市民への説明責任を果たし、再発防止を講じるべきだ」と指摘。不祥事を察知しながら、必要な措置を取らなかった権蛇英明・元副市長についても「(不祥事の)市長への報告を怠り、長谷川被告を部長に推挙したことはまことに遺憾」と批判した。

 権蛇・元副市長については、退職しているため処分はできない。本会議で議員からは「辞めたらそれでいいとは思わない。市として望ましい結果を出してほしい」として、なんらかのけじめが必要との声が上がった。

 また、事件に伴う市税徴収業務で、職務上の義務違反があったとして、市は同日付で、3職員(次長級1人、課長級2人)を文書訓告と口頭注意とした。

〔伊賀版〕

毎日新聞 2008年3月26日 地方版

三重 アーカイブ一覧

 

おすすめ情報