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東芝 米原発会社に300億円出資
東芝は26日、米国の原子力発電所の事業開発会社、ニュークリアイノベーションノースアメリカ(ニューヨーク州)に3億ドル(約300億円)を出資すると発表した。同社の親会社である総合発電事業会社、NRGエナジー(ニュージャージー州)との間で、ニュークリアの12%の株式を5月をめどに譲り受けることで合意した。東芝は北米での改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)の新規受注を狙い、運営を強化する。
東芝はまた同日、NRGと米電力会社のCPSエナジーがテキサス州で計画している米国初のABWR2基の主契約者に選定されたと発表した。建設までのエンジニアリング、主要機器の納入を一括して受託した。東芝は海外で原発機器を受注したことはあるが、建設を含んだ一括受注は初めて。今夏までに最終契約を結ぶが、受注総額は8000億円に上る見通し。