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東京電力:08年度は1000億円の経費削減目指す

 東京電力は26日、08~10年度の経営計画を発表した。昨年7月の新潟県中越沖地震で停止した柏崎刈羽原子力発電所については、東電の調査が継続中であることや、国の審査などが未定であることから再開が見通せないとして、計画から除外した。それでも、新規の火力発電所が7月に運転を開始することや、停止中の火力発電所の再稼働などにより、夏のピーク時の供給力は確保できたという。

 ただ、原油価格の高騰による燃料費負担増で、08年3月期の最終損失が1550億円に膨らみ、28年ぶりの赤字転落となることから、08年度は1000億円の経費削減を目指す。

 計画中の東通原発(青森県東通村)1、2号機、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)7、8号機は、すべて着工・運転開始を1年延期する。柏崎刈羽原発停止で耐震安全性の再検討が浮上し、国の安全審査が長期化しているため。【増田博樹】

毎日新聞 2008年3月26日 19時03分

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