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[2008年3月26日(水)の KCT TVニュースから]

岡山で桜が開花

春本番を迎えました。岡山地方気象台は、25日、桜の開花を発表しました。
気象台では、岡山市の後楽園にある標本木で5輪以上の花が咲いているのを確認しました。平年よりも5日早く、去年と同じ日の桜の開花となりました。倉敷市の酒津公園には、春休みということもあり、大勢の家族連れが訪れていましたが、桜を楽しむことができるのは、もう少し後になりそうです。岡山地方気象台によると、今月に入ってから暖かい日が続いたことで、例年よりも開花が早くなったということです。開花した桜は、1週間ほどで満開を迎えるとのことです。

チボリ公園事業 年内で区切り(岡山市)

チボリジャパンの取締役会が岡山市内のホテルで開かれ年内いっぱいでチボリ公園事業にいったん区切りをつけることが承認されました。一方で、今月末までに結論を出すとしていた今後の公園の運営や経営方針については5月の取締役会まで先送りされました。
取締役会には役員・監査員11人が出席。年度末で関係者の日程調整が難しく朝8時からという異例の早朝会議となりました。来年以降の公園の在り方やチボリジャパンの経営についての結論は5月の取締役会までにまとめ6月の株主総会で株主の合意を得たい考えです。結論を先送りした理由について坂口社長は「地主であるクラボウが公園を再開発する際、どの施設をどの程度残すつもりなのかを聞いた上で、今後の方針を決めたい」と話しました。その上で、「できるだけ早い時期に岡山県と一体になってできるだけ今の施設を残すようクラボウと折衝したい」としました。地域住民から公園存続の要望が高まる中、坂口社長はクラボウとの折衝に一定の自信をのぞかせています。また、取締役会ではチボリ存続問題が長期化している影響で今年度の入園者数が74万人の見込みとなり過去最低を更新することも報告されました。問題が長期化している背景の一つには倉敷市長選挙が近いことも影響しており、クラボウとの具体的な折衝の際、倉敷市がどういった態度をとるかが焦点になりそうです。

世界初 ディーゼルエンジン累計6000万馬力達成(玉野市)

三井造船玉野事業所で製造されたディーゼルエンジンが累計6000万馬力を達成しました。単一機種として6000万馬力の達成は世界で初めてです。
1917年に創業した三井造船玉野事業所は、デンマークのMANB&W社と1926年に技術提携し、船用として2種類のディーゼルエンジンを製造しています。現在、玉野事業所のディーゼルエンジンは国内トップとなる46%のシェアを誇っています。今回製造したディーゼルエンジンが累計6000万馬力の達成をうけ、加藤 泰彦社長は、「国内のディーゼルエンジンの生産を核とし、さらに強化していきたい」と挨拶しました。今回6000万馬力を達成したエンジンは、最大出力が12900馬力のもので、水島のサノヤス・ヒシノ明昌で作られているチップ船に搭載される予定です。三井造船では、今後5年から7年の間も船舶用のディーゼルエンジンの需要が増えると見込んでいて、年間30億円の設備投資をするなどして生産能力を拡大していく予定です。

そうじゃフィルムコミッション設立(総社市)

岡山県内7番目となる総社市のフィルムコミッションが設立されました。
映像ロケなどの支援を行うそうじゃフィルムコミッションは総社商工会議所青年部の呼びかけで総社市や総社市観光協会など20の団体が参加して設立されました。去年から準備してきた設立準備委員会の頼経正委員長は「岡山県内でもバッテリーや釣りバカ日誌のロケが行われたが、総社圏域ではなかった。映画やドラマのロケ誘致により総社を全国へ発信できるようにしたい」と設立の気持ちを語りました。総会では規約や役員案が審議され会長には片岡聡一総社市長が選任されました。片岡市長は「総社には鬼ノ城や吉備路、雪舟ゆかりの地などロケ地にふさわしい場所はたくさんあると思う。皆さんのアイデア・発想をいただきながらがんばりたい」と抱負を述べました。新年度の事業計画としてはロケ隊への情報提供や撮影許可申請の代行などロケ支援業務をはじめロケ地発掘の目的でフォトコンテストを開催し、総社市内外から写真を募集することにしています。また、ホームページを更新しエキストラ募集などの情報を発信していきます。

先生を対象にした環境教育セミナッ(倉敷市)

子どもたちへの環境教育に役立ててもらおうと新日本石油精製水島製油所で学校の先生らを対象にしたセミナーが開催されました。
これは新日本石油が環境貢献活動の一環として去年12月から全国の製油所で開いているものです。水島製油所には小中学校の先生や先生を目指している学生ら18人が参加し、構内を見学した後、製油所の社員から小学校などで社員が行っている出張授業をうけました。授業では日本人1人あたりが1日に世界平均の3倍を超える6.7~の石油を消費していることや2100年までの気温変化シミュレーションなど、石油や環境に関することが紹介されました。その中で原油のにおいを嗅いだり、原油から石油製品をつくる過程について模擬原油を蒸留する実験などが行われ、講師を務めた社員から「実験やクイズを取り入れて子どもたちを飽きさせないことが大切」と授業の進め方のコツなども学んでいました。

倉敷鷲羽高校演劇部 落語で高齢者に笑いを(倉敷市)

県立倉敷鷲羽高校の演劇部は初めて落語に挑戦し、児島地区の老人保健施設を訪ねて、披露しました。
施設を訪問したのは倉敷鷲羽高校の1年生と2年生の演劇部員9人です。演劇部として発表の場がない3月に何か地域のために役立つ活動ができないかと考え、顧問の坪井義浩教諭が大学時代に落語研究会に所属していたこともあり落語に挑戦することになりました。この日、高座に上ったのは神崎翔さん、白神裕子さん、山田明良さんの3人でいずれも1年生です。卒業式後のおよそ3週間練習を重ね本番を迎えました。3人は一人20分から30分程度の演目を施設利用者およそ30人の前で披露しました。参加者の反応は上々、とても楽しそうです。演劇部では裏方をしていて、人前で話すのは初めてという白神さんの出番がやってきました。演目は「動物園」です。トラの皮をかぶった男が見世物としてライオンと対決することになりあわてる話です。倉敷鷲羽高校演劇部員は明日も老人福祉施設を訪問し、落語を楽しんでもらうことにしています。

元阪神 八木さんが野球教室(倉敷市)

元阪神タイガースの八木 裕さんを招いた野球教室が倉敷市で開かれました。
野球教室には市内9つの中学校野球部からおよそ60人が参加しました。この野球教室は、マスカットスタジアムを管理運営している倉敷スポーツ公園が主催し、去年に続いて2回目の開催となります。八木さんは中学生たちに、「捕球でミスをしたときこそ慌てずに正確なプレーを続けること」や、「常にリズムを意識したプレーを心がけるように」などアドバイスを送りました。また、バッティングでは、「バットを振った分だけ成長する」と話し、日頃の反復練習の大切さを話しました。参加した中学生はプロの技術をひとつでもものにしようと八木さんのアドバイスに真剣に耳を傾けていました。

(最終更新 03/26-19:22)


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