偽造の公文書販売容疑、中国人6人逮捕 稼ぎ8千万円2008年03月26日12時35分 中国人向けに外国人登録証やパスポート、運転免許証を偽造したとして、警視庁と愛知県警などの合同捜査本部は26日までに、中国人の男女6人を有印公文書偽造容疑で逮捕した。1年9カ月間で中国人を中心に全国約4000人の外国人に計約1万枚の偽造文書を販売し、約8000万円を売り上げており、過去最大規模の偽造事件という。客の中国人23人も入管法違反容疑などで逮捕した。 偽造容疑で逮捕されたのはいずれも中国籍で東京都日野市日野、会社社長王志超(29)、妻の任冰(29)両容疑者と、愛知県知立市の男、静岡県菊川市の男、埼玉県川口市の男女のブローカー4人。調べでは、王容疑者らは昨年11月と今月4日、自宅マンションで、中国人名義の外国人登録証を偽造した疑い。 捜査本部はマンションから、偽造に使ったとみられるパソコンやスキャナー、機材などを押収。外国人登録証は偽造防止用のホログラムシールも精巧につくられていた。材料などは中国の偽造業者から仕入れていたとみられる。 客の大半は留学など短期滞在資格で入国した中国人で、仕事を得るための証明書として偽造文書を買っていた。販売は二つのルートで行われ、知立市のブローカーは口コミ、川口市のブローカーはチャットで客を募集。客に顔写真、サインなどを送らせ、メールで転送を受けた王、任両容疑者が偽造していたという。 両容疑者は、外国人登録証は1万5000円、旅券は5000円、中国の学生証は3000円でブローカーに卸し、ブローカーが数千〜数万円を上乗せして客に売っていた。 PR情報この記事の関連情報社会
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