関連写真 1枚
【3月26日 AFP】フランス公共放送のスポーツ部門トップが25日、中国当局が抗議行動の映像放送を禁止するならば8月の北京五輪の放送をボイコットすると述べ、中国をけん制した。
ダニエル・ビラリアン(Daniel Bilalian)氏は、ラジオ・テレビ・ルクセンブルク(RTL)ラジオで、当面はボイコットは考えていないとしながらも、中国当局が都合の悪い部分を放送させないような措置をとれば北京五輪の放送をボイコットすることになるだろうと述べた。
「今のところ北京五輪をボイコットするつもりはない。しかし何らかの形で中国が映像の検閲や削除を行い、万一国際オリンピック委員会(International Olympic Committee、IOC)がそれを是認するようなことになれば、フランステレビジョン会長は間違いなく北京五輪の放送をしないことを決断すると思う」
24日、中国のテレビはギリシャのオリンピア(Olympia)遺跡で行われた北京五輪聖火の採火式中継で、報道の自由擁護を掲げる「国境なき記者団(Reporters Sans Frontieres、RSF)」メンバーがボイコットを求めて乱入した場面で放送を一時中断し、代わりに資料映像を放送した。(c)AFP
ユーザー制作のスライドショーをご紹介。無料で簡単な会員登録で見られます。
拡大して見られた人気写真ランキング。会員登録で拡大写真が見られます。登録は無料で簡単。
AFPBB News に掲載している写真・見出し・記事の無断使用を禁じます。© AFPBB News