沖縄放送局

2008年3月26日 9時47分更新

久米島の産院緊急医師派遣

政府と沖縄県は産婦人科の医師不足の影響で来月以降産婦人科医がいなくなる久米島町の公立久米島病院に週1回県立病院から医師を派遣して妊婦の健診を続けることを決めました。

これは、25日東京・霞が関の厚生労働省で開かれた「地域医療に関する関係省庁連絡会議」で報告されたもので、産婦人科の医師不足の影響で、沖縄県をはじめ、福島・群馬・長野・静岡の5つの県の7つの医療機関が、来月以降、お産を中止したり、制限したりするということです。

このうち来月から産婦人科医がいなくなりお産ができなくなる久米島町の公立久米島病院には県立病院と協力して週1回医師が派遣され妊婦の健診が当面続けられることになりました。

これについて、公立久米島病院は「来月から通常のお産ができない状態には変わりはなく、お産する住民は島の外に行かなければならず負担が大きい。常駐する医師の派遣を今後も求めていきたい」と話しています。