静岡放送局

2008年3月26日 12時47分更新

産科医師不足で対応策検討へ

産婦人科の医師不足の影響で、藤枝市立総合病院では5月いっぱいでお産の受け入れの中止が避けられない事態になっていることが、25日、厚生労働省で開かれた会議で報告され、国が対応策を検討することになりました。
今年1月に厚生労働省が行った調査では産婦人科の医師不足の影響で、お産の中止や制限を決めた予定があると答えた病院や診療所が県内に6か所あるということです。このうち藤枝市立総合病院は、医師を確保できるメドがたっておらず5月いっぱいでお産の受け入れの中止が避けられないということです。このため静岡県と関係各省が対応策を検討することになりました。
厚生労働省によりますと人口10万人あたりの産科・婦人科の医師の数は、静岡県は35人余りで、全国で38番目と、深刻な事態が浮かび上がっています。
藤枝市立総合病院では「今後お産が早期に再開できるよう医師の確保に努めたい」と話しています。