25日午後1時半ごろ、東京都板橋区中台3の自宅マンション14階から、同区立小学校に通う6年生の男子児童(12)が飛び降りたと119番があった。男児は病院に運ばれたが、全身を強く打っており、約2時間後に死亡が確認された。警視庁志村署は、自宅に遺書のような走り書きが残されていたことから、自殺とみて動機などを調べている。
同署や板橋区教育委員会によると25日は同小の卒業式で、男児は午前中に行われた式に出席し、帰宅した後に飛び降りたらしい。同区立中学に進学する予定だったといい、普段はおとなしく、まじめな子だったという。
同小と同区教委は26日に記者会見し、男児が飛び降りた経緯などについて説明するとみられる。
現場は東武東上線上板橋駅から北に約1キロの住宅街の一角で、北側には埼玉県境となる荒川も流れる。70年代に開発された10棟以上の中高層マンションが建ち並び、一戸建ての民家も多く、小、中、高校や短大のキャンパスもある。
毎日新聞 2008年3月26日 2時30分(最終更新 3月26日 12時19分)