「あとで聞いた話なんですが、競合他社はデザイナーの提示したデザイン、特に曲線部分を忠実に形にできなかったそうです。そこが勝因かもしれませんね」。妥協をせず、結果を残せたことが嬉しかった。しかし、勝ち抜いたからと言って手放しには喜べなかったという川波。アトランティスマテリアルが選ばれたといっても、そこはあくまでこの仕事のスタート地点に立ったに過ぎなかったからだ。
「プロジェクトが決定してから、富山の工場に週に1〜2回は出張して、工場担当者と製品の仕様をつめていきました」。アトランティスマテリアルの実力を知らしめるためにも、川波は1つひとつの製品を全力でつくり上げている。
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「お客さまと一緒にモノをつくると、完成させたときに一緒に喜べるんですよね。これが仕事の1番のやりがいです」。
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