すすきからバイオガソリンを
バイオ燃料は温暖化対策の有効な手段として普及が期待されていますが、製造コストが割高なうえ、トウモロコシなどが大量に使われることで、穀物価格を高騰させるといった問題点も指摘されています。このため政府は、バイオ燃料の利用拡大を目指す新たな技術革新計画を26日に開かれる官民合同の協議会で取りまとめることにしています。明らかになった計画では柳やユーカリ、それにすすきの一種など成長が早く食料とも競合しない新たな原料を使ったバイオ燃料の実用化に向け、大量の植物を効率よく収穫して乾燥させる技術や短時間で発酵させる技術の開発などを加速させるとしています。また、原料となる植物を大量に栽培する農地やバイオ燃料を製造する専用の工場を整備したりして2015年までに1リットル当たり40円というガソリン並みの製造コストを実現するとしており、今後、産業界や大学などの研究機関との連携によって新たなバイオ燃料の実用化を急ぐことにしています。 |
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