2008年3月25日 19時33分更新
深刻な医師不足に直面する根室管内の住民や医療関係者が、地域医療について話しあう協議会が根室市で開かれ、出席者から、医師不足の現状について、厳しい意見が相次ぎました。
協議会には、住民や医師会の関係者など30人が出席しました。この中で住民からは「病院の体制を整えても医師を確保できないと何の意味もない」といった意見や「産婦人科医の不足で、産みたくても産めない現状が高齢化に拍車をかけている」といった厳しい意見が相次ぎました。また医師会の代表は「国が根本的に政策を変更するよう、地域から声を上げるべきだ」と行政側に注文をつけました。根室管内では、産婦人科医の不足で根室市内で出産ができなくなっているほか、羅臼町国保病院が来月1日から診療所に縮小されるなど、医師不足の影響が深刻化しています。