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エレクトロニクス
日立マクセル、電池など非メディアに軸足
日立マクセルは光ディスクなど記録媒体(メディア)に依存する収益構造を改め、リチウムイオン電池や光学部品などの売上高に占める割合を06年度の約40%から2010年度には3分の2以上に引き上げる。08年度からの3年間に累計500億円を投じて新市場を開拓し、記録メディア以外の部門の増収に結びつける。技術力で優位な分野に集中投資して成長の柱にする。
新分野への進出にはM&A(企業の合併・買収)を活用する。光学部品では07年に資本提携したチノンテック(長野県諏訪市)の技術を用いて、医療用機械器具など新分野に参入する。機能性フィルムでは07年9月に子会社化したスリオンテック(川崎市多摩区)と協力し、自動車や建築など新分野に進出する。スリオンテックの粘着加工技術を応用する。
(掲載日 2008年03月25日)