昨晩の食事はカレーだった。陸君にとっては食べるものがないはずなのに、いつもの場所をしっかりとキープしている。牛肉たっぷりのカレー。
しかしカレーの香辛料は動物のカラダに良くないので、食べさせない方がいい、と妻が。それでも妻はカレーの牛肉を口に含んで、できるだけ香辛料を抜いてから彼に与えている。
でも、彼の狙い目は違いました。サラダとして盛った珍味蒲鉾、ウズラの卵入り蒲鉾のベーコン巻と、チーズ入蒲鉾に目がいっている。なるほど。これは広島の大崎水産に勤めているお友達から、お祝いとしてもらったものだから。感謝しながら食べてね。しかし、なんでも食う奴だなあ、君は。
ところでこの牛肉は100グラム98円のオーストラリア産牛の肩肉。大分では、野菜や魚はまあまあ安いけど、牛肉などの肉類はちょっと高め、と妻はこぼします。豊後牛肉なんぞ、とてつもなく高い。あと、魚のアラが高い。妻の郷里、岡山は瀬戸内産の魚介が安く手にはいるので、あとは生活習慣や家庭のメニューの違いによってニーズが異なるのでしょう。
東京で見たテレビで、18年前の1989年は輸入牛肉の肩肉が100グラムで平均353円だったそうな。米10キロは3780円が2780円に。ガソリン1リットルは121円が129円に、今はもちょっと上がっているかも。貿易輸入自由化で、食料品の価格だけは大きく下がっているけど、世界は人口増加に。気候はますます不順に。10年後、20年後は、物の価格はどう変わっているのだろうと、大分で思索にふける私です。なんて。
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