六ケ所村の再処理工場は、高レベル放射性廃棄物を封じ込めるガラス固化体の生成過程に不具合が生じ、2月の予定だった試験運転終了が5月までに延びたが、いよいよ本格操業への最終段階だ。
電気事業連合会によると、プルサーマルは2010年度までに国内の原発16〜18基で始まる予定。六ケ所村に建設するMOX燃料工場の操業開始(2012年)までは、英仏での再処理分など、現在所有している計26.4トンのプルトニウムを使用する。
原燃では「エネルギー資源の少ない日本では、核燃料サイクルを早急に完成させる必要がある」と話している。