全国の産婦人科のうち、今年に入ってお産の取り扱いをすでに中止したり、今後、予定したりしている所が77ヶ所にのぼることが、厚生労働省の緊急調査でわかりました。
これは25日に開かれた「地域医療に関する関係省庁連絡会議」に報告されたものです。
それによりますと、今年に入ってお産の取り扱いをすでに中止したり、今後、中止などなんらかの制限を予定している産婦人科が、77ヶ所あることがわかりました。
そのうち、長野県の飯田市立病院など、福島、群馬、静岡、沖縄の5県にある7ヶ所の病院について、このまま中止や制限が行われると地域に重大な影響が出るとして、厚労省では大学病院などに対し緊急に医師を派遣するよう要請しています。
しかし、3ヶ所については調整がついておらず、お産の休止に追い込まれる恐れがあるということです。(25日14:29)