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裁判員参上!…「センスなく悪文」とPRに法相苦言
このニュースのトピックス:迫る裁判員制度
平成21年から始まる裁判員制度をPRするため、法務省が祝田橋庁舎のフェンスに設置している「裁判員参上!」という広報看板について、鳩山邦夫法相は25日の衆院法務委員会で、「正直、センスが悪い。市民感覚のない下手くそな文章を作ったなと思う」と苦言を呈した。石関貴史議員(民主)の質問に答えた。
法務省刑事局が文案を考え、約11万6000円をかけ作成。縦2.2メートル、横6.7メートルで3月19日に設置された。「裁判員参上!」という文章で裁判員が来年に始まることを紹介する内容で、近くには「よろしく裁判員」「平成21年スタート 裁判員制度」と書かれた同様の広報看板が掲げられている。
刑事局は、堅いお役所言葉でなく、柔らかい表現での広報を目指したが、“身内”であるはずの法相から厳しい指摘を受けた格好だ。「各方面のご意見に耳を傾けながら、効果的・効率的な広報に努めていきたい」としており、今後、内容の変更を検討する。