県は24日、県立病院改革推進部会を開き、会津総合、喜多方の両県立病院を統合し2011年度に新設する「会津統合病院」(仮称)を、県立医大(独立行政法人)の付属病院とする方針をまとめた。近く県立医大に申し入れる。
県は、会津統合病院の運営形態について、(1)地方公営企業方式(2)地方独立行政法人方式(3)指定管理者方式(4)県立医大の付属病院化--の選択肢を検討してきた。▽医師の安定的な確保▽へき地医療やがん医療の充実▽医療従事者の教育や研究機能の充実--などの観点から今回、県立医大の付属化が最適と判断した。
県立病院は特別会計で運営されるが、新病院を県立医大の付属にした場合、県が医大に運営交付金を支給する形となる。県経営改革グループの佐原輝一参事は「財政面での県への影響や、新病院が担う研究機能など課題も多いが、医大と協議しながら解決していきたい」と話した。【西嶋正法】
毎日新聞 2008年3月25日 地方版