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【独女通信】愛は死す。恋愛の寿命はわずか4年だそうです!

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【独女通信】愛は死す。恋愛の寿命はわずか4年だそうです!
映画「恋愛睡眠のすすめ」より 
「生物学的に見れば、人間の男女の愛は4年で終わるのが自然である」
人類学者ヘレン・E・フィッシャーが唱えた説だが、世界62の国と地域で調査した結果、結婚後4年で離婚する夫婦が多い。「7年目の浮気」や「三年目の浮気」は共に男女の危機の周期として広く認知されているが、果たして、愛は本当に4年で終わってしまうのだろうか?

まずは生物学的な見地から。

人間は恋に陥るとPEA(別名「恋愛ホルモン」)という脳内物質が大量に分泌される。寝ても覚めても恋人のことしか考えられなくなる。客観的に物事が見られなくなる。あばたもえくぼと言われようが、彼は自分にとって最高の王子様。「あんな男やめなさい」との周囲の忠告など耳に入らない。麻薬中毒と同じ状況に陥る。

しかしこのPEAの作用は長続きしない。だいたい2〜3年ほどで分泌量が減ってくる。そうなると、えくぼは目の錯覚だと気づき、あばただと認知できるようになる。彼の優しさが優柔不断に思えたり、彼の蕎麦の食べ方が気になったり、些細なことも目につくようになる。この時期、別れたり浮気が多いのは、色あせた宝物より新しい宝物へと目移りするからだろう。

相手の欠点に目をつぶる、尊敬できる部分を見つける。色あせた宝物を再び蘇らせるにはそれなりの努力がいるが、同じ趣味を持つ。毎日電話やメールは欠かさない。楽しい計画を練って必ずそれを二人で実行するなどしてみてはいかがだろうか。

「特に何もしていないんですけど、束縛をしないようにしています」
と語るのは、交際6年目の智子さん(30歳・会社員)

「知りあった頃は同じ職場だったので、彼が他の女性と親しくしていることが気になって、彼と喧嘩になったこともあるんですけど、今は信頼しているというか、これだけ続いたのは愛情だけじゃなくて、気が合うからだと思います。彼と一緒にいると肩が凝らないし、誰といるより一番気が楽なんです」

今、彼は転職して他の職場に移ったが、彼の行動が把握できなくても不安にならない。自分が彼にとってかけがえのない女だという自信がついたという。

共に過ごす時間が長くなれば、相手が何を望んでいるか、何をしているときが楽しいと感じているかは自ずと分かるようになる。それを自分も共感できれば何よりだが、相手が意に沿わないことや、理解できない言動をとった時に、どれだけ歩み寄れるか。相手を受け入れられるかが、危機を乗り切るポイントとなるのではないだろうか。

ただし自分を殺してまで相手に合わせる必要はない。あくまで自然体でいられること。そうでなければ長続きはしないだろう。

生物学の話に戻るが、PTAがだんだん分泌されなくなると、脳内から脳に安心感や多幸感を与えるセロトニンというホルモンが分泌される。

セロトニンは、長く付き合っている相手と一緒にいることで分泌が高まり、お互いを「やっぱりこの人といるのが一番」という気持ちにさせる作用がある。

激しく燃える時期は長くは続かない。愛は4年で終わるのではなく、愛を熟成させるには最低4年はかかるということのようだ。 (オフィスエムツー/佐枝せつこ)

■参考文献 
女はなぜ突然怒りだすのか?
愛はなぜ終わるのか

独女通信 / 提供元一覧

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