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白バイ事故 反訴する議案を可決

2008年03月11日

●県議会委 少年側に修理代求め●

  松山市内で04年11月、白バイとオートバイが衝突した事故で、オートバイの少年(19) が事故の違法な捜査で一方的に被疑者として扱われ精神的な苦痛を受けたとして、県などに慰謝料など約350万円の損害賠償を求めた訴訟で、県議会警察経済委員会は10日、事故による白バイの修理代金約14万円の損害賠償支払いを少年側に求めて反訴する議案を全会一致で可決した。議案は14日の本会議で可決される見通し。

  県警監察官室は反訴の理由について、「反訴しないまま訴訟で事故の過失割合が決まると、保険会社からの車両修理代が少年にのみ支払われ、白バイ修理代は支払われないままになるため」 と説明している。

  県警側はこの日の同委員会で、少年側が主張する事故捜査の違法性について、「事故車両の状況や事情聴取などをもとにした客観的な捜査だった」とし、改めて争う姿勢を示した。
(林哲史)

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