東京電力は19日、柏崎刈羽原発7号機の低圧タービンで、151枚の羽根のうち計17枚の付け根部分に、ひびや傷の可能性を示す「指示模様」を確認したと発表した。中越沖地震との関連も含め、原因を調べている。
指示模様があったのと同じタービンでは、動翼1枚の付け根部が破損しているのが4日に確認されている。東電は、他の動翼でも詳細点検を実施。目視では異常はなかったが、「非破壊検査」と呼ばれる特殊点検の結果、大きさ数ミリほどの異常を確認した。
4日に確認された破損について東電は「金属疲労とみられる」としており、地震の影響かどうかも調べを進めている。【根本太一】
毎日新聞 2008年3月20日