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ヤマダ電機、ヨドバシ本店近くに出店へ　「新宿戦争」激化

ヤマダ電機が、東京・新宿駅西口のヨドバシカメラ本店近くに大型店を出店することが分かった。周辺にはビックカメラの旗艦店もあり、家電量販店の「新宿戦争」がより激化する。

　東京都心部への進出を進めている家電量販店最大手のヤマダ電機が、東京・新宿に大型店を出店することが21日、分かった。出店予定地は、新宿を拠点とする業界3位のヨドバシカメラ本店の近く。周辺には同5位のビックカメラの旗艦店もあり、家電量販店の「新宿戦争」がより激化する。家電量販店は規模の大きさが収益性のカギとなるだけに、業界再編を模索する動きがより加速しそうだ。

　ヤマダは新宿駅西口にある新宿スカイビルの土地・建物を取得。改装か建て替えにより、2010年には旗艦店に衣替えして開業する見通しだ。100メートルほどのところにはヨドバシカメラ新宿西口本店があり、そのヨドバシから200メートルほどにはビックカメラ新宿西口店もある。家電量販店は商品内容では差がつけにくいため、新宿で値下げによる価格競争が激化するのは必至だ。

　ヤマダは、群馬県を本拠地とする家電量販店チェーン。コジマなど、同じ北関東を地盤とする家電量販店との熾烈な競争を勝ち抜き、売上高1兆4436億円の業界トップにのし上がった。

　従来は大都市周辺の郊外に広大な駐車場を備えた大型店を出店することが多かったが、2006年以降は都市型大型店舗「LABI」の出店を加速。大阪・難波、仙台、東京・池袋、大井町、新橋、秋葉原、大阪・千里中央と次々と都心部に殴り込みをかけている。

[ZAKZAK]

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