2008年 3月 24日
センバツ高校野球、興譲館初戦敗退
センバツ高校野球で、井原市の興譲館高校が24日、初戦に臨み千葉の千葉経済大附属と対戦しました。アルプススタンドを埋め尽くす大応援団の声援を受けて初めての甲子園に臨んだ興譲館ナイン。先発のマウンドに登ったのは、背番号11の妹尾でした。3回までを0点に抑えていた妹尾ですが、4回裏、相手打線につかまります。ノーアウトランナー1、2塁で、レフト前にタイムリーヒットを打たれ先制点を許すと、さらにヒットと犠牲フライで、この回に3点を奪われてしまいます。何とか反撃したい興譲館は、7回表。2連打でワンアウト2塁、1塁のチャンスを作ります。ここで、打席には代打の寺地。センター前にはじき返しますが、ホームをうかがった2塁ランナーが挟まれて、タッチアウト。ランナーは2塁、3塁に残りますが、続く1番・酒井が三振に倒れ、興譲館、チャンスを生かせません。相手を上回るヒットを放ちながらも、あと1本が出なかった興譲館、初戦突破はなりませんでした。

岡山市に姉妹都市、サンノゼ市から訪問団
岡山市と姉妹都市縁組みを結んで50年になるアメリカ・サンノゼ市の一行が、岡山市役所を訪れ記念のセレモニーが行われました。岡山市役所を訪れたのはサンノゼ市の市議会議員や市民など35人で、岡山市の職員や消防音楽隊の歓迎を受けました。このあと高谷市長と懇談した、訪問団のフォレスト・ウィリアムズ団長は「非常に強いきずなで結ばれた姉妹都市としてこれからも交流を続けたい」と挨拶しました。そして、高谷市長が「サンノゼ市とは経済や行政の分野でも関係を深めたい」と話しました。1957年5月に岡山市と姉妹都市になったサンノゼ市は人口が約97万4000人でシリコンバレーと呼ばれるコンピューター産業の中核市として発展しています。一行は今月27日まで岡山に滞在します。

地価公示、岡山・香川
土地取引の目安となる公示地価が発表されました。岡山・香川ともに地価の下落は続いていますが、下落幅は縮小しています。岡山県では、22の市と町の446カ所で調査が行われました。平均変動率はマイナス0・6%で16年連続の下落ですが、下落幅は縮小しています。住宅地では、岡山市の平均が2年連続で上昇しています。上昇率が最も高かったのは、岡山市下中野の5%でした。逆に、下落率が最も高かったのは岡山市のベッドタウン赤磐市でした。商業地でも岡山市の平均が2年連続で上昇しました。上昇率が最も高かったのは、岡山市本町と駅元町の7%でした。笠岡市の商業地も12年ぶりに横ばいとなりましたが、それ以外の市と町では下落が続いています。一方、香川県では、16の市と町の198カ所で調査が行われました。平均変動率はマイナス5・6%で、17年連続の下落でした。下落率は縮小しましたが、依然全国ワースト1位です。住宅地では、高松市中心部で8年ぶりに、上昇に転じる場所が現れました。このうち上昇率が最も高かったのは、高松市番町の2・5%でした。商業地でも、高松市で9年ぶりに上昇に転じる場所が現われました。最も高い上昇率は、高松市磨屋町の5・6%でした。高松市以外で上昇・横ばい地点はありませんでしたが、大部分の地点で下落率は縮小しています。

東かがわ市で初ダイ水揚げ
瀬戸内に春を告げる初ダイが東かがわ市で水揚げされ、24日朝、行われた競りで1匹5万円で競り落とされました。初ダイはその年に初めて獲れる大型の真ダイのことで、今回、水揚げされたタイは重さが3キロ、体長が約60センチあります。23日に東かがわ市沖の瀬戸内海で網にかかり、東讃漁協に水揚げされました。春の真ダイは桜ダイともよばれていて、脂がのっておいしいことから珍重され、毎年、初ダイは高値で競り落とされています。24日朝、行われた競りで市内の飲食店が5万円で競り落としました。タイの水揚げは5月下旬まで行われると言うことです。

コンビニ強盗初公判
先月、岡山市のコンビニエンスストアで店員を脅し、現金16万円あまりを奪った男の初公判が24日、岡山地方裁判所で開かれ、被告は起訴事実を全面的に認めました。強盗などの罪に問われているのは岡山市高島新屋敷の会社員狩野知宏被告(25)です。起訴状によりますと狩野被告は先月4日、岡山市高屋のコンビニに押し入り、店長を包丁で脅し、現金16万円余りを奪ったものです。岡山地裁で開かれた初公判で、狩野被告は「間違いありません」と起訴事実を全面的に認めました。検察側は冒頭陳述で狩野被告は、ギャンブルにのめりこみ、消費者金融に多額の借金があり、金に困って犯行に及んだと指摘しました。裁判は即日結審し、検察側は懲役6年を求刑しました。

さぬき市で女性が列車にはねられ死亡
24日午前、さぬき市のJR高徳線の踏み切りで、自転車に乗っていた高齢の女性が特急列車にはねられ死亡しました。24日、午前9時10分ごろさぬき市造田宮西のJR高徳線の峠踏切で自転車で踏み切りを渡っていた、さぬき市志度の無職大須賀和子さん(73)が徳島発岡山行きの特急うずしお6号にはねられました。この事故で大須賀さんは頭の骨を折りおよそ1時間後に死亡しました。事故当時、列車には130人の乗客が乗っていましたがケガをした人はいませんでした。現場は遮断機も警報機も無い踏み切りで警察では大須賀さんが安全を良く確認しなかったとみて事故の原因を調べています。この事故でJR高徳線は約30分にわたって運行を見合わせましたが、現在は正常ダイヤに戻っています。

香川県人事異動
香川県は24日、来月1日付けの人事異動を発表しました。過去7年で最少規模の異動となっています。主な異動では、総務部長に、中山貢商工労働部長。健康福祉部長に山田哲也農政水産部長。消防学校長に尾崎猛総務部長。農政水産部長に天雲俊夫水道局長。環境森林部長に瀧本関雄土木部次長などとなっています。また、今回初めて、高松市との部長級の人事交流が行われ、商工労働担当の理事に高松市の田阪雅美産業部長が起用されています。異動の規模は、去年より221人少ない1397人で、過去7年間で最も少なくなっています。

ガイナーズバスお披露目
四国・九州アイランドリーグに所属する、香川オリーブガイナーズの専用バスが完成し、23日、高松市でファンにお披露目されました。高松市牟礼町の、「道の駅源平の里むれ」で行われたお披露目式には、ガイナーズの選手や、午前中、野球教室で選手の指導を受けた小学生など約50人が参加しました。そして、小崎球団社長や西田監督などがテープカットをして専用バスの完成を祝いました。「ガイナーズバス」と名づけられたこの専用バスは、チームスポンサーの東交バスから提供されたもので、チームカラーの緑が映えるボディーにキャラクターのガイナ君とチームのロゴがデザインされました。このバスは、今後リーグ戦を戦う四国各地や九州への遠征に使用される他、チームが使わない時は、一般の貸切バスとして、幼稚園や小学校の遠足などに活用されることになっています。