晴れて卒業の日を迎えたのは保健福祉学部など3学部7学科の学生335人、大学院の3研究科の院生79人のあわせて414人です。式では保護者や来賓が見守る中、看護学科の相原香里さんなど各学科の代表者に三宮信夫学長から学位記がおくられました。三宮学長は「世の中の変化に応じて、考え、行動し、そして調和させ、競争社会に立ち向かってください」と激励しました。会場の体育館を出ると、卒業生を祝おうとクラブやサークル活動の後輩たちが、花束やプレゼントを手に、待ち構え卒業生たちは歓声に包まれていました。卒業生のおよそ70%は就職希望者でおよそ25%が大学院などへ進学してさらに専門分野の知識を深めることにしています。
贈呈式では4年生の代表児童が「体の不自由な人のために役立ててください」と車イス1台を贈りました。寄贈を受けた倉敷市社会福祉協議会の齋藤 榮 副会長は「大切に使わせてもらいます」とお礼を言いました。帯江小学校では、授業で環境と福祉を学ぶ4年生が中心となって、全校児童がアルミ缶を集めて車イスを購入する取り組みを行っています。今回児童たちが家庭などから集めたアルミ缶はおよそ270kgになったということです。帯江小学校が倉敷市社会福祉協議会に寄贈した車イスは今回で7台目になります。
エキシビションには募集開始からわずか1週間足らずの間に全国各地から5914通もの応募が殺到しました。きのうエキシビションを主催する「倉敷のスケートリンクの存続を願う会」のメンバーがウェルサンピア倉敷で公開抽選会を行い、300組600人が選ばれました。当選者には返信用はがきに観戦エリアを決める数字などを記した入場券がきょう発送されました。存続を願う会では「予想をはるかに上回る反響だった」ということで、落選した人にもなるべく早く返信用はがきを発送し、対応したいとしています。