2008年03月25日 更新

【これがメジャーリーガー】本番をイメージするゴジラ流素振り

 ヤンキース・松井秀喜外野手(33)が大リーガーになった今でも重視している練習が『素振り』だ。キャンプでは部屋で振り込む。野球少年や高校球児、草野球命の会社員らに向けたゴジラ流素振りの極意とは…。

 「投手の姿を思い描き、球種とコースを考える。球の高低、内外角。直球を打ちにいきカーブのタイミングで打つとか自由な想像も素振りでは可能。僕はどの球、コースでもセンターに打ち返すイメージで振ります」

 また「あす対戦する投手」や「前回打ち取られた投手」など、相手をより具体的に設定すると効果的だという。大事なのは「ただ振る」のではなく「本番をイメージして振る」こと。

 「音でスイングの切れを確かめる。鋭いと空気を切る音がビュッとする。鈍いと音がボワッと割れる。音の違いは長嶋(巨人軍終身名誉)監督とやっているうちにわかるようになりました」

 この域に達すればあなたも大リーガーになれるかも…。

(フロリダ州タンパ)