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【政治】

民主岡田副代表の請求棄却 自民職員、名誉を棄損せず

2008年3月24日 18時12分

 父親が名誉会長を務める「イオン」に便宜を図ったかのように本で書かれ、名誉を傷つけられたとして、民主党の岡田克也副代表が、自民党職員の田村重信・政務調査会首席専門員に1100万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は24日、請求を棄却した。

 植垣勝裕裁判長は「疑惑を抱くことには一定の合理性が認められ、本の記載も疑惑があるとの指摘にとどまり、事実があると主張する内容ではない」と指摘、名誉棄損に当たらないと判断した。

 判決によると、岡田副代表は2004年、記者会見で、旧通産省官僚時代に兼職禁止規定に反し、両親が設立した会社の取締役に就任していたと陳謝した。

 田村専門員は、05年と07年に出した民主党に関する本で「問題は、岡田氏が何らかの便宜を図ったのではないかという疑惑である」などと書いた。

(共同)
 

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