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【3月24日 AFP】中国北東部黒竜江(Heilongjiang)省佳木斯(Jiamusi)市の裁判所は24日、北京五輪と結びつけて人権状況の改善を求める署名集めを行った元工場労働者の男性に、政権転覆扇動罪で禁固5年の判決を言い渡した。男性の家族が明らかにした。
同市内の裁判所で判決が言い渡されたのは、楊春林(Yang Chunlin)さん(52)で、「五輪よりも人権を」と訴える署名1万人分以上を集めたことで罪に問われていた。
楊さんは無罪を主張しているが、家族によると上訴しない意向だという。楊さんの家族は「わたしたちは上訴してほしいが、彼は中国の司法制度を信用していないので、上訴すべきかどうか判断しかねている」と話した。
ニューヨーク(New York)に本部を置く国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(Human Rights Watch)」によると、楊さんは2007年7月、黒竜江省での当局による土地接収は不当だと非難し、署名を集めて逮捕されたが、裁判は不当で適正な手続きもなかった。(c)AFP
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