現在位置:asahi.com>政治>地方政治> 記事

テレビ出演は公人?私人? 橋下知事、出演料めぐり激論

2008年03月24日22時37分

 24日に開かれた大阪府議会の総務常任委員会で、橋下徹知事のテレビ番組の出演料をめぐり、激しい議論が交わされた。「24時間365日、公人というなら出演料を取るべきではない」と迫る民主党府議に対し、橋下知事は「24時間365日、私人でもある」と反論。公務かどうかは内容によって個別に判断していく考えを示した。

 民主党の半田実府議が、6日の本会議で橋下知事が「24時間365日公人」と答弁したことに触れ、「すべて知事の立場で(テレビに)出ることになるから出演料は取らないのが良識だと思うが」と問うた。

 これに対し、橋下知事は「(公人と私人の)両方の立場を併せ持っている」として、「発言内容や番組内容を個別に判断したい」と述べた。

 府広報室では(1)報道番組出演は公務(2)バラエティー番組は非公務(3)それ以外の情報番組は番組内容に応じて判断――との目安を設けている。知事就任後、出演した20番組のうち非公務としたのは4番組あり、出演料は知事の個人収入という。

 東国原英夫知事のテレビ出演が多い宮崎県は、県のPRになるかどうかなどを基準に公務かどうかを秘書広報課の職員が判断。東京都の石原慎太郎知事は政治家として出演する例がほとんどといい、謝礼について「都は関知していない」(都秘書課)という。

PR情報

このページのトップに戻る