 | ハマス・ファタハ対話再開へ パレスチナ暫定自治区は、去年6月にハマスが武力制圧したガザ地区と、ファタハの勢力が強いヨルダン川西岸とで事実上の分裂が続いています。この状態が続くことはパレスチナ問題の解決を難しくするとして、アラブ各国が仲介を試み、先週からは中東のイエメンでファタハとハマスの交渉が行われていました。23日、双方の代表団はイエメンの首都サヌアで記者会見し、イエメン政府の仲介案を枠組みとして、対話を再開することで合意したと発表しました。仲介案には、パレスチナの分裂状態を解消することや、治安部隊を中立的な形で再編成すること、それに暫定自治評議会や議長の選挙を前倒しで行うことなどが含まれています。仲介したイエメン政府は、来月上旬にも対話が再開されるとしていますが、ハマス側は今回の合意は枠組みにすぎず、内容についてさらに議論すると強調しています。一方、去年アッバス議長と和平交渉を再開したイスラエル政府は、アッバス議長がイスラエルへの攻撃を繰り返すハマスと交渉することは認められないとしており、その動向は対話の行方にも影響することになりそうです。   | 3月24日 4時28分 |
|  |  | ハマス・ファタハ対話再開へ 3月24日 4時28分
| | |  |
|