茨城県土浦市の8人殺傷事件で、無職金川真大容疑者(24)=三浦芳一さん(72)殺害事件で逮捕=が県警の調べに「(自分の)妹を殺そうと思ったが、いなかったので誰でもよかった」と供述していることが24日、分かった。
三浦さんについては「たまたま見掛け、背後から刺した」と供述。三浦さんは偶然、妹がいなかったため自宅を出た金川容疑者の目に留まった可能性が強く、県警は供述の裏付けを急ぐ。
また県警は同日、8人殺傷事件で死亡した会社員山上高広さん(27)の遺体を司法解剖。死因などを詳しく調べた。
調べでは、三浦さんは19日午前9時20分ごろ、土浦市の自宅玄関先で首を1カ所刺されて倒れているのが見つかり、病院で死亡。現場には金川容疑者のマウンテンバイクが残されていた。
金川容疑者は両親と妹2人、弟1人の6人家族。自宅から三浦さん宅までは約800メートルという。