講演会 [執行部]
10月19日(金)「いじめから考える」森美加さん講演会
授業参観の後、体育館で4、5、6年生と先生、
大内地区人権学習推進協議会委員の方、保護者を前に
森美加さんによる講演会「いじめから考える」がありました。
森さんは、2006年10月11日、福岡県筑前町三輪中2年生であった息子さん(啓祐くん)を
いじめによる自殺でなくされました。
息子さんの死を無駄にしたくない、命を大切にして欲しいと
子どもたちや大人にメッセージを発信されました。
小学生に向けての講演は初めてということで
わかりやすい言葉で啓祐くんがどんな子どもだったか
エピソードを交えながら話をされました。
いじめの問題は、いじめられる側にも原因があると思われがちですが
「たとえ原因があっても、いじめていい理由にはならない」ということ。
やられたらやり返せという親もいるけれど、それは大きく考えれば戦争につながるということ。
いじめている子は自分の存在を認めてもらいたいというサインとして
結果、いじめる子の都合によっていじめが起こるということ。
いじめている子がいじめをやめれば、それでいじめは終わるということ。
いじめられている子を守るためには、まずいじめている子に優しく寄り添い
その子の心のつらさをケアすることが
いじめが起こらない社会へつながる第一歩ではないでしょうか?
何かのSOSに気づいてあげられる、
そして受け止められる人になって欲しいと強く訴えられ、
死を無駄にして欲しくないと話されました。
誰か一人に相談してダメでも、ほかにたくさんの人がいるからあきらめないで。
最後に校長先生から
「ナイフで刺せば人は死んでしまう、ということは分かっているでしょうが
心にキズを負わせたら人を死に追いやることもある。」と言われました。
家庭はもちろん、学校とも連携して、
思いやりに満ちた社会に大人が変えていくことによって
子どものいじめもなくなっていくでしょう。
ある保護者の方から講演後に、
「心の優しい子が傷つき、心の淋しい子がいじめをしてしまうと言う悲しい事実を知りました。
我が子をどちらの立場にもさせないために、子供の様子に気をつけて子供の発するSOSの信号を
決して見逃してはいけないと感じました。」
と感想を頂きました。
保護者の皆さんはどのように感じられましたか・・・
コメント 0