medu
出典: CoreMedu
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[編集] meduとは
「NPO法人 医学教育振興センター」の愛称。「めでゅ」と読む。 同センターは対外的にこの愛称を用いることがある。
[編集] 主な活動
医師国家試験に合格することが主たる目的となってしまった医学部の卒前教育の改善である。
単なる資格試験に過ぎない医師国家試験だが、meduはこれが神聖なものとして扱われていることを問題視し、2005年10月にwebで国家試験問題をpdfで公開した。 これに続いて厚生労働省も問題を公開するようになった。
「単なる国試準備教育しかしないなら医学部は不要であり、自学自習で十分」という姿勢は多くの医学生から支持されている。
○国家試験をオープンに
http://core.medu.jp によって国試のデジタルデータを公開したのは、医学部低学年から国試勉強に取り組むための方法を示し、5年や6年になるまえに受験勉強が終了してしまえば、いままでの医学部は要らないだろう、というこの姿勢にもとづく。
なお、2007年2月17日から19日の3日間実施された第101回医師国家試験の問題は http://core.medu.jp/第101回医師国家試験 で見ることができる。
○卒前教育をよりよいものに
大学受験の最高峰とされてはいるものの、医学部にいざ入ってみると教育内容が貧しく、能力をもてあましている学生が多いように感じる。教科書を読んだ方が効率がよいのにわざわざ出席を強いられる講義、形だけのチュートリアル、臨床実習という名のもとで繰り返される小講義と果てなき見学。
こうした冗長な教育にモチベーションを削がれていき、医学生は卒業後に大学を去っていく。職業教育とも高等教育ともいいがたい、今の医学部の現状は人的資源のムダともいえる。
しかし、医学部の抱える問題点を面と向かって指摘し改善を求めることは、進級や卒業を学校に握られている医学生には容易ではない。また、従来からこうした意見を表明することは政治的とされ、特定の政党が見え隠れしてきたこともあり、学校側としてもなかなか対応しづらかった面があるのも事実。
そこで、meduは医学生の声なき声を拾い集めて学校や関係団体に届けたい。改善へ向けた提案も行っている。
(注)meduは各種予備校や全国の医学部自治会と没交渉の路線を貫いている。これは法によってNPO法人が利益供与や政治的団体との交流を禁じられているため。
[編集] ブログ
彼らが開設するブログ http://blog.medu.jp ではスタッフの本音が聞かれる。
なお、meduブログでハンドルネーム「medu」でコメントが書かれているが、これはさまざまなスタッフが入れ替わり立ちかわり書いているもので、個人のペンネームではな い。
[編集] スタッフ募集
meduの活動に賛同され、「一緒に医学教育を改善していこう!」と思われる方はmedu.admi@gmail.comまでご連絡をお願いします。