第ニ文献資料室 |
ここでは、映画に登場する航空機や銃器、そして特撮やマカロニに関する書籍・雑誌特別号(全編特集号・部分特集号)を展示しております。
【黄背景/新規展示資料】
@書名 A雑誌・シリーズ名・巻号数 B出版社名/著者・編集者名 C初版発行年月日 D発売当時価格
航空機映画関連書籍・雑誌 ※航空機に関連した映画の特集を組んだ書籍や雑誌です。
@丸別冊保存版空戦映画&ビデオ AMARU別冊 B潮書房刊 茶山信雄 編集 C1992年5月15日発行 D当時価格2,000円 軍事ミリタリー誌の老舗潮書房から、同社の看板雑誌「丸」の別冊シリーズのひとつとして発行されています。でも何かの記念にかこつけた発行という訳ではないようです。「わが国初の航空映画の完全リスト」と銘打たれた特集では、総数500タイトルにも及ぶ作品が掲載されています。また発行当時にビデオで観ることができる149タイトルの作品も紹介。ページ構成の半分をスチール写真ページが占めており、また後半は各テーマ毎の評論や著名人のコラムを掲載。さらにイラスト集「航空映画の名優BEST WING85」は必見。特撮の撮影手法や国策映画の特集も掲載されています。 |
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@ヒコーキ・戦争映画 A季刊=映画宝庫1977春第2号 増淵 健・筈見有弘 共同編集 B芳賀書店刊 C1977年4月1日発行 D当時価格880円 こちらも映画評論誌「映画宝庫」の特集シリーズのひとつとして発行されたものです。発売された1976年〜1977年にかけての時期は、戦争映画の当たり年で「追想」「暁の七人」「ミッドウェイ」「戦争のはらわた」「鷲は舞いおりた」「遠すぎた橋」が公開され、戦争映画ファンで盛り上がっている時期だったようですね。私はまだ中学生で、友人といっしょに「遠すぎた橋」を観にいった覚えがあります。この本も各項目別に評論を掲載する形式で、写真は少ないですが、巻頭特集の各作品に登場する軍用機の実機写真が嬉しいです。また円谷プロにおける特撮の裏話や「超音ジェット機」のカタログ復刻付録、戦争映画大カタログ、「ハワイマレー沖海戦」「燃ゆる大空」のフィルムアルバムなど嬉しい特集が掲載されています。 |
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@航空映画の世界(MOVIE-WORLD OF THE AIR1927〜1981) A航空ファン別冊(KOKU-FAN ILLUSTRATED No.7) B株式会社 文林堂 刊 今井今朝春/発行 武田正彦/編集 C1981年4月1日発行 D当時価格1,800円 こちらも航空機ファンのバイブル雑誌「航空ファン」の別冊として発行された航空映画の特集本・・・っていうか、初めて読んだ時「えッどっかで見たような内容だなぁ・・・」なんと編集形態が、あの戦争映画小僧のバイブル本・・・ワールドフォトプレス社刊の戦争映画の赤本・白本とソックリなのです。それもそのはず・・・出版社の文林堂とワールドフォトプレス社は同一資本による別会社・・・簡単に言えば兄弟会社と言う訳。その為、編集スタッフも互いに協力したり影響を受けているのでしょう。巻頭の戦争映画界の大御所・増淵健氏による「航空映画は男の青春の一部だ」を始めとした読み応えのコラム記事と「戦争航空映画アメリカ編」「民間航空映画アメリカ編」「戦争航空映画ヨーロッパ編」「飛行船映画」「航空映画日本編」等にジャンル区分されたスチール写真が満載です。 |
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@空飛ぶ映画館〜素晴らしき航空情報の世界〜 A航空情報(AIREVIEW NEW MAGNUM)別冊 B酣燈社 刊 真島正敏/発行 正木ノリオ/編集 C1995年11月2日発行 D本体価格1,748円+税 「ヒコーキ映画大全集」から20年、映画誕生100年、戦後50年を記念して発行された航空映画本です。巻頭の大御所・増淵健氏による「だから航空映画はやめられない」のエッセイを始めとして「ビデオで観られる航空映画50」のテーマに沿って@第一次世界大戦及びそれ以前A大戦間B第二次世界大戦C戦後・軍用機D戦後・民間機の各項目毎にそれぞれの作品を紹介。また各テーマ毎のエッセイや「航空映画こだわり座談会」を収録。さらに「所沢航空発祥記念館」や「航空科学博物館」も紹介されています。 |
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@ヒコーキ映画大全集 A航空情報(AIREVIEW NEW MAGNUM)5月号臨時増刊 通算No.359 B酣燈社 刊 遠矢直輝/発行 鈴木正治/編集 C1976年5月5日発行 D当時価格950円 国内外の航空機および航空情勢の報道、解説、論評、カラー写真を満載した航空機ファン必須バイブル 「航空情報」の臨時増刊として発行されました。「航空映画の50年」と称し、第一次大戦以降の主要な航空機の登場する映画を豊富なスチール写真と共に紹介。また各界を代表する航空映画ファンによる座談会や著名人による随筆記事、航空映画における特撮裏話、映画になった航空小説、映画に登場した実機あれこれ、飛行船ものがたり等、読み応え充分な特集が目白押しです。また巻末の「テレビで見られる航空映画」と「世界の航空映画主要目録(1927〜1976)」は資料としても貴重です。 |
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@奇想天外ヒコーキ映画/映画と現実の間における航空機の「ありかた」を徹底解読! AAIR BOOKS B山海堂刊 渓 由葵夫 著 C2001年11月10日初版発行 D本体価格1650円+税 軍オタ本の人気シリーズ「奇想天外兵器」の著者が、映画に登場する航空機について書いた解説書。山海堂が出版している航空機本シリーズ「AIR BOOKS」の一冊(他に「最強戦闘機伝説!」「よくわかるヒコーキ学(超)入門」「旅客機雑学のススメ」等がある)映画における「ヒコーキの正しい運用法」「間違った使い方」「なんでこの映画にこんなヒコーキが・・・」等の視点から航空機が登場する作品(「ライトスタッフ」「スペースカウボーイ」から「空軍大戦略」「メンフィスベル」、「博士の異常な愛情」そして「紅の豚」まで)を時には誉め、時には貶し、多彩なイラストとともに掲載した肩の凝らないヒコーキ映画本です。 |
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@懐かしのビジュアルで甦る ぼくらのゼロ戦
60年代、誰もが憧れたゼロ戦の勇姿が懐かしいビジュアルで復活!! A立風ベストムックVol.5 B株式会社立風書房 刊 西澤尚昭/編集 的場捷行/発行 綿引勝美/企画・構成 C2002年12月9日発行 D本体価格1,600円+税 立風書房から発行されていたビジュアル系戦記ムックシリーズの一冊。とにかく、この本を企画した綿引勝美氏には頭が上がりません・・・もう趣味が昂じてここまでやってしまった・・・としか言う外ないでしょう。とにかくゼロ戦に関するあらゆるデータを網羅してしまった・・・過去少年向け雑誌等に掲載されたゼロ戦に関する特集記事やイラストを良くぞここまで集めたものよ・・・としか言い様がない一冊です。オマケに小松崎茂氏『名機ゼロ戦の一生』松本零士氏『ブラック○』小沢さとる氏『ゼロ戦伊賀』の三作品を完全復刻して掲載しているのだから、もうマニアには堪らない・・・さて戦争映画ファン向けとしては『ビジュアル零戦(映画&TV編)』として「零戦関連映画リスト@A」「日本映画特撮小史@AB」そして「<解説>映画と零戦/日本特撮の故郷・航空映画」の特集が組まれており、一読の価値ありです。 |
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@航空ファンイラストレイテッド Veterans
ベテランズ いまなお飛行可能な大戦機たち A航空ファンイラストレイテッド 1997年4月 No.93 B株式会社 文林堂 刊 三井一郎/編集 今井今朝春/発行 C1997年4月1日発行 D本体価格1,942円+税 最近の戦争映画はCG流行・・・しかし何と言ってもコアな戦争映画ファンや航空映画ファンは、CGで再現された第二次大戦の航空機には納得いきません・・・本物を出さんかい!・・・スクリーンに向かって叫ぶファンたちの心の声が聞こえて来そうです。しかし戦後60年を経て、実際に飛行可能な大戦機=ウォーバードたちの数は激減。そして僅かに残った、それら本物の大戦機たちの維持・整備には莫大な費用が必要・・・それらが映画に登場するだけでもハリウッドのトップ俳優にも匹敵する莫大な出演料が掛ってしまう・・・やはりCGに頼るしかないのか・・・。さてそんな戦争映画ファンたちの憧れの的・・・現存する大戦機たちの飛行シーンを集めた写真集がコレ!ゼロ戦、グラマン、B29、B17、ムスタング・・・かつて戦空の大空を所狭しと飛びまわった荒鷲たちの生き残りの姿をとくと見よ!※今から7年前の写真集なので、掲載されている内の何機かは既に現存していない可能性が大であります・・・涙 |
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@ヒコーキ!飛行機! 華麗なる翼≠ヨの招待 A1969年 キネマ旬報編集号 Bキネマ旬報社刊 嶋地高麿/編集 花嶋英雄/発行 C1969年10月1日発行 D発売当時価格480円 「空軍大戦略」の公開を記念して発行されたキネマ旬報の航空機映画%チ集号です。1927年公開の「翼」以降、航空機を中心とした作品(戦争&民間)を網羅したヒコーキ・ファンおすすめの一冊。特に著名な航空機映画の製作秘話や歴史の記述は読み応え充分で、中でも「空軍大戦略」「トラトラトラ」の撮影秘話や数々の裏舞台写真などは、将に貴重の一言に尽きる一冊です。随分以前に、我が朋友サイト管理者のお一人トロイ軍曹殿より貴重な実本をお借りして以来、是非コレクションに加えたいと思っておりましたが、遂先日ネット探索中に某古書店のサイトで発見・・・速攻購入しました。 |
特撮・銃火器・戦闘車両・スパイ等特殊映画関連書籍 ※特撮技法や劇中に登場する兵器や火器、スパイ諜報戦に関する書籍・雑誌です。
@円谷英二の映像世界 A『春爛漫狸祭(1948年)』から『モスラ(1996年)』まで、全603作品大紹介 B実業之日本社 発行 山本眞吾/編集 増田義和/発行 C1983年12月10日初版発行---1989年8月1日第9版 D本体価格2,796円+税 日本映画界の『特撮の神様/円谷英二』・・・この特撮映画の巨匠を論じる書籍・研究書は既に多数出版されておりますが、この本はオーソドックスに、各作品の中における円谷英二の功績や円谷英二作品の分析、主要研究参考文献一覧などを記した総合研究書の古典的存在な一冊です。内容は『第一章/円谷英二論』『第二章/円谷英二主要作品論』『第三章/円谷特撮の撮影技法』からなり、その他付録の資料として参考文献一覧、全作品目録、円谷英二本人による『トリック映画今昔談』などが収録されています。また第一章に収録された増淵健氏による『戦争映画と円谷英二/「太平洋の嵐」を中心に』は邦画戦争映画と特撮との関係を知る上でも非常に興味深い論説と言えます。※2001年に円谷英二生誕百周年を記念して、当時の貴重な新資料を大幅増補し、また新たな証言を加え、作品論に23作品を追加し全39作品とした完全増補版が発売されております。 |
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@円谷英二特撮世界 A円谷英二生誕100年記念/ゴジラ、ウルトラマンを生んだ「特撮の神様」円谷英二の奇跡 B株式会社 勁文社 発行 松田岳久/編集 加納将光/発行 C2001年8月10日初版発行 D本体価格2,500円+税 2001年は21世紀最初の年でありましたが、『特撮の神様/円谷英二』の生誕百年目にあたる年でもありました。それ故に出版界においても、円谷英二に関する様々な書籍や雑誌の特集号などが出版されたのですが、この本・・・ムックもそんな中の一冊です。構成は各年代毎に円谷英二が携わった主要作品が取り上げられ、豊富なスチール写真(撮影風景)が掲載されております。中でも円谷作品の常連とも言える俳優の宝田明氏や佐原健二氏、水野久美氏のインタビューはファンにとってはお涙モノ・・・。この本も既に絶版・・・私は某書店店頭で開催されていたバーゲンブック(古書ではなく、出版社が再販指定を外した未販売書籍を、一般の書籍販売ルートとは別のルートで販売するもの)即売会にて格安価格にて手に入れました! |
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@日本特撮・幻想映画全集 A『春爛漫狸祭(1948年)』から『モスラ(1996年)』まで、全603作品大紹介 B株式会社勁文社 発行 松田岳久/編集 加納将光/発行 C1997年6月7日初版発行 D本体価格3,250円+税 原則として劇中で特撮シーン≠使用している邦画作品で、1948年〜1996年11月末の期間に公開された全作品が収録されています。収録作品数は何と603本。特撮と言えば「ゴジラ」や「ウルトラマン」等に代表される怪獣・SF物が、まず連想されますが、軍艦や航空機が登場する邦画戦争映画の大部分に特撮シーンが使用されているのは、皆さんもご存知の通りです。■1940年代―『花くらべ狸御殿』『四谷怪談』『透明人間現わる』etc. ■1950年代―『ゴジラ』『怪談牡丹燈籠』『憲兵とバラバラ死美人』『蜘蛛男』etc . ■1960年代―『モスラ』『大怪獣ガメラ』『大魔神』『宇宙大怪獣ギララ』etc . ■1970年代―『日本沈没』『宇宙からのメッセージ』『夜叉ケ池』etc . ■1980年代―『魔界転生』『帝都物語』『異人たちとの夏』『鉄男TETSUO』etc . ■1990年代―『ゼイラム』『河童』『学校の怪談』『あした』etc 現在では絶版で通常の書店では手に入りませんが、ネットオークションでは度々出品されています。将に日本の特撮を知る上でお手軽な一冊です。 |
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@東宝特撮映画全史 A豪華特装本 B東宝株式会社出版事業室 刊 大橋雄吉/発行 C1983年12月10日初版第1刷発行 D発売当時価格8,500円 昭和15年制作の「海軍爆撃隊」から昭和59年に制作された「さよならジュピター」までの東宝特撮映画≠ノついてまとめられた一冊です。当時の価格で8500円ですから、今だったらいくら位するんでしょうか。撮影時の特撮舞台裏のスチール写真や登場メカのイラストが豊富に掲載されています。全体の約2割が戦争映画≠ナ、巻末には主要俳優名鑑が掲載された、なんとも羨ましい一冊です。元々ATFの所蔵本ではなく、 戦争映画No.1サイト「CROSS OF IRON」の掲示板常連さんのお一人obisan@lから実本をお借りしておりました(画像&データもご提供いただきました。謹んで御礼申し上げます)が、この度晴れて実本を手に入れた次第です! |
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@MOVIE MAGIC SFX映画物語 A Bフィルムアート社 刊 ジョン・ブロスナン 箸 福住治夫 訳 C1990年12月10日初版第1刷発行 D本体価格2,200円+税 SFXとは・・・Special Effects・・・をもじった略語。別名は『特殊視覚的効果』である。簡単に言えば、通常の撮影では不可能な幻想的情景や実際には撮影しにくい映像を創造する事。まぁ特撮と言ってしまえば、それまでだが・・・やはり日本の『特撮』と外国映画の『SFX』は別モノに思えて来ます。昔は光学処理やミニチュアに頼っていましたが、現在はCGによる処理が一般的。さて本書は、そのSFXの歴史と数々の作品におけるSFXの裏話が読める美味しい一冊・・・透明人間の作り方から巨大ビルの破壊まで、不可能を可能にした特殊効果マンたちの破天荒なお話が楽しめます。そして、その第6章は『戦争映画と特殊効果』・・・外国映画においてもSFXと戦争映画が如何に重要な関係にあったかが堪能出来る一冊です。 |
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@マカロニ・アクション大全 A剣と拳銃の鎮魂曲 B株式会社洋泉社 刊 二階堂卓也 箸 石熊勝己/編集 石井慎二/発行 C1999年4月9日初版発行 D本体価格3,800円+税 この値段が高いと思えたら、その人は『マカロニ』の価値が解っちゃいない!・・・イタリア製の娯楽映画・・・大体その殆んどは大して記憶にも残らない駄作なのですが、それにも関わらず、この本の著者はそんな作品を追い駆け、観続けた人である事は間違いない・・・もう脱帽するしかありません。『マカロニ』は大衆のための映画で、傑作は少ないが間違い無くイタリアの大衆にとって必要な映画でありました・・・著者は言う・・・評論家がケナそうが舌打ちしようが、映画は有料の大衆にウケてこそ、その存在価値がある。「芸術」なんてクソくらえ、興収こそ命ではないか・・・と。さてこの本は、史劇編、西部劇編、アクション&ホラー編の三部から構成されていますが、戦争映画ファンにとって、何と言っても本命は『マカロニ・コンバットの盛衰』そして『マカロニ・ナチ物語』であります。古今東西映画に関する書籍は山程あれど、こと『マカロニ・コンバット』と『ナチ女囚モノ』について言及したものは、多分この本が唯一無二・・・「キネマ旬報」に1983〜84年にかけて連載された『イタリアン・アクションの誇りと栄光』という記事がベースとなっています。【追記】2005年4月 増補改定版発売・・・定価3,990円 |
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@世界映画・拳銃大図鑑/THE WORLD
OF GUNS & MOVIES A小林弘隆ベストワークス集 B株式会社洋泉社 刊 小林弘隆 箸 くろがねゆう/監修 藤森健二/発行 C1997年9月10日初版発行 D本体価格2,500円+税 日本を代表するモデルガン・エアガンメーカーであるMGC社の専属イラストレーターであり、また銃火器や、それらが登場する映画に関しても博学多識ながら、皆に惜しまれながら夭折された『イラコバさん』こと故小林弘隆氏の映画と銃火器に関するイラスト作品集です。映画でガンアクションと言えば、まず西部劇ですが、その他に戦争映画や刑事モノ、ギャング映画そしてスパイ映画、更には邦画時代劇やアクション映画まで、古今東西の映画に出てくる銃火器とそれを操る俳優たちが見事なイラストに再現されオンパレードで登場。戦争映画ファン・・・中でも銃火器マニアには超お薦めの一冊です! |
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@奇想天外武器アクション映画大全 Aエスノブックス B小学館刊 渓 由葵夫 著 株式会社新企画社/編集 C2000年7月20日初版発行 D本体価格1,500円+税 この本はミリタリー本の人気シリーズ「奇想天外兵器」の著者によって書かれています。主にアクション映画に登場する銃火器と兵器を中心に書かれていますが、「映画に登場する武器・兵器を見る」本ではなく「その武器・兵器が登場している映画は何?」て観点から書かれた本です。ベレッタM92F、デザートイーグル、グロッグ17、シグ・ザウエルP226、ワルサーPPK、コルト1911A、M1ガランド、M16、トンプソンM1A1からY号タイガー戦車、AH64アパッチ、AV8Bハリアー・・・そしてロボコップ・・・戦争映画ファンってよりは戦闘メカあるいは銃火器マニア向けの本ではありますね。 |
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@スパイ映画大作戦!! AKADOKAWA MOOK140 SUPER MOVIE ANTHOLOGY B株式会社角川書店 刊 オフィス・ノーザンライト 永田よしのり/編集 青木誠一郎/発行 C2001年12月15日初版発行 D本体価格1,238円+税 2002年の正月映画『スパイキッズ』『スパイ・ゲーム』『アクシデンタル・スパイ』の公開に併せて発行されたスパイ映画特集のムック本です。巻頭は前述の三作品のカラーグラビア特集。そして過去に製作された様々なスパイや諜報戦を描いた映画や小説が紹介されています。「スパイ映画の系譜」「スパイ映画の主役を飾る秘密兵器」「スパイ映画50選」「日本のスパイ映画」「TVのスパイ映画」「変わりダネスパイ映画」そして「誰も知らないスパイ映画」・・・コレって紹介されている諸作品に対して失礼じゃないですかねぇ。せめて「日本未公開のスパイ映画」とかのタイトルに出来なかったもんでしょうか・・・。スパイ映画って言うジャンルは、007シリーズもオースチン・パワーズシリーズも全部ひっくるめて紹介しなきゃならないので、分類するのが大変ですが、そう言う意味からするとお手軽な一冊かもしれません。 |
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@日本で見られる戦車ガイド AイカロスMOOK 陸上自衛隊の戦闘車両を見分けるためのベーシック・データ集 Bイカロス出版 刊 田村尚也 箸 塩谷茂代/発行 C1999年7月10日初版発行 D本体価格1,200円+税 軍用機に関する総合情報月刊誌「JWings」やミリタリームック誌で知られるイカロス出版から発行されたミリタリーマニア向けのガイド本です。模型マニアや戦争映画ファン・・・特に陸戦物ファンなら、一度は戦車の実物を見てみたい、触ってみたい、乗ってみたいと思った事はないでしょうか・・・。でも戦車なんて海外の軍事博物館まで行かなきゃ無理だろう!・・・って、いえいえそんなマニアの願いを日本国内で叶える事が可能なのです。そんな穴場を紹介したのがこの本・・・国内各地の自衛隊の施設や駐屯地、民間や公営施設で展示されている自衛隊や旧軍関連の陸戦用車両や火砲等の兵器が豊富な写真と共に紹介されています。私ATF自身、関東在住中に陸上自衛隊土浦武器学校や靖国神社で、三式戦車や八九式戦車、九七式戦車、M4シャーマン、M24チャーフィー、LVT(A)5等の実車に触れられた事は、貴重な思い出の1ページです!因みに姉妹編として艦船マニア向けの『日本で見られる艦船ガイド』も発売されています ※この本が出版されたのは今から5年前なので、展示車両の状況など変更になっている可能性が大です。 |
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@日本全国保存兵器ガイド A過酷な戦争の実態を語る生き証人≠網羅 B株式会社文春ネスコ 刊 株式会社文藝春秋 発売 寺田近雄 箸 菊池夏樹/発行 C2003年12月3日初版発行 D本体価格1,800円+税 上記の『日本で見られる戦車ガイド』が陸戦戦闘車両が中心だったのに対して、こちらは自衛隊だけでなく旧日本軍の現存兵器や装備、遺品などの情報を満載した一冊です。自衛隊・公営・民間等全国244施設が、北海道から九州までの各エリア毎に紹介されています。邦画戦争映画に登場する各種兵器の実物を見る為のお手軽資料ですが、発行以降に東京の『船の科学館』に展示されていた旧海軍二式大艇が海上自衛隊鹿屋基地への移設や、新たに広島県呉市に建設される『大和ミュージアム』の情報など更新した改訂版の出版が期待されるところです。 |
戦争映画個別作品関連書籍 ※戦争映画個別作品に関する書籍です。
@中国魅録「鬼が来た!」撮影日記 A狂っているのは彼らか、俺か B株式会社キネマ旬報社 刊 香川照之/箸 土橋寿男/発行 C2002年4月27日初版発行 D本体価格2,000円+税 2000年度カンヌ国際映画祭で、審査員特別グランプリを受賞した抗日戦を舞台とした衝撃の映画「鬼が来た!」・・・その日本人主演俳優香川照之氏が、その撮影中に記した撮影日記を基に、新たに書き下ろしたのが、この本です。監督・俳優・スタッフたちが力を合わせて撮ったワンシーンづつのコマが、やがて繋ぎ合わされ、ひとつの作品に仕上がるまでの映画製作の流れが解る本・・・なんてとんでもない!そんな生優しいもんじゃありません・・・こりゃ読めば読むほどに、とんでもないパラレル&クレージー・ワールドにドンドン引きずり込まれてしまう、そんな一冊です。台本はチアン・ウェン監督のその日の気分次第でドンドン書き換えられ、それ以前にスタッフたちは台本すら読んでいない・・・撮影スケジュールは毎日の如く変更になり、更には小道具を次々に売り払ってしまうエキストラたち・・・そして何よりも中国と言う偉大なる不思議世界!言葉の壁、文化の壁、風習の壁、価値観の壁・・・この本は、ありとあらゆる壁に立ち向かわされていった男たちの魂の記録です。とにかく映画を観て、その感動冷めやらぬ内に、この本を読めば、映画が更に100倍は面白く思えてくる事請け合いです! |
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@Apocalypse Naw「地獄の黙示録」完全ガイド AAtoZ形式で映画を読み解く究極の一冊 B株式会社 扶桑社 刊 カール・フレンチ/箸 進藤純子/訳 中村 守/発行 C2002年1月20日初版発行 D本体価格1,524円+税 1980年に公開されベトナム戦争ブームの幕開けとなったフランシス・F・コッポラ監督の「地獄の黙示録」・・・なんと言っても「ワルキューレの騎行」をガンガン鳴らして、ベトコンの拠点の村を急襲するギルゴア中佐指揮する米第一騎兵師団ヘリ部隊のシーンが印象的ですが、それ以外にも、この映画は将にベトナム戦争の縮図の様な作品でした。2002年夏には、未公開シーン50分以上を繋げた完全版のDVDも発売され、話題となりました。しかしこの映画・・・メッセージ性も強く、何度観直しても、このシーンは一体何が言いたいの?ってシーンが多いですな・・・そんな疑問に応えてくれるのが、この本・・・250以上のキーワードから、監督・スタッフ・俳優のプロフィールを紹介し、また個々のシーンや登場人物の探求による歴史的、映画的、文学的、神話的源泉を明らかにしており、将に「地獄の黙示録」のお手軽ハンドブックと言うに相応しい一冊です。 |
戦争テレビドラマ関連書籍 ※テレビドラマで描かれた戦争物を特集した書籍・雑誌です。
@コンバット・クロニクル TVドラマ「コンバット!」エピソード・ガイド AGreen Arrow B株式会社グリーンアロー出版社 刊 ジョー・デヴィッドスマイヤー 著 中村省三/翻訳 浅香昌宏/編集 菊月俊之/監修 今井今朝春/発行 C1998年6月20日発行 1998年8月5日第2版 D本体価格2,500円+税 ATFと同年代で軍オタやミリオタを自称される方々の多くが、その道に踏み込む事になった原因は?・・・と尋ねられて出る答え・・・その殆んどが「コンバット!」と答えるのではないかと思います。1962年から5年間に渡り放送され、その後も何度も再放送が繰り返されて、着実に日本の軍オタ人口の増加に貢献したであろう「コンバット!」・・・全152話のエピソード、サンダーズ軍曹、ケリー、カービー、リトルジョン、ドク、ビリーそしてヘンリー少尉・・・そして多くの著名なゲストたち。「チェックメイト・キング・ツー・・・こちらホワイト・ルーク(ATFは長いことロックだと思っていた)」の台詞が甦ります。その「コンバット!」ですがアメリカでは研究書の数々が発行されていますが、日本では過去雑誌での特集程度しかありませんでした。そんなファン待望の中、満を持して発行されたのが、この本。期待通りの内容に涙したファンも多いのでは!各エピソードや出演者についての解説や、コンバット・トリヴィアまで・・・将に渾身の一冊です。 |
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@外国テレビ・ドラマの50年 テレビの黄金伝説 Aキネマ旬報臨時増刊(No.1227)1997年7月2日号 B株式会社キネマ旬報社 刊 植草信和/編集 竹内正年/発行 C1997年7月2日発行 D本体価格1,714円+税 考えてみれば外国人など滅多に見かける事がなかった九州の地方都市で幼少期を過ごした私ATFにとって、外国というものを始めて感じさせてくれたのは、テレビで放送されていた海外のドラマでした・・・。ブラウン菅の向こう側には、無法者が我者顔でのし歩く大西部があり、摩天楼が犇めく大都会があり、豊かな家電製品が溢れ広く大きなアメリカの一般家庭があり、そして何よりも銃弾飛び交う戦場がありました。1956年4月に外国テレビドラマシリーズ第一号の『カウボーイGメン』が放映開始されて以来、約50(40?)年間に渡る外国テレビドラマの歴史を一挙にまとめたのが、このキネマ旬報臨時増刊号です。戦争映画ファンの多くが『コンバット!』や『ラットパトロール』等の戦争アクションドラマの影響を大きく受けている事を考えると、戦争映画を語る上で海外の戦争ドラマを見逃す訳には行きません。嬉しい事には【ジャンル別年代記】として北村孝志氏による『昔、茶の間は戦場だった』の特集記事が掲載されています。また巻末資料として『テレビドラマ人物事典』『海外テレビドラマ声優名鑑』『人気ドラマ吹き替え博物館』『外国テレビ番組放映リスト』が掲載されており、資料的価値も高い一冊です。 |
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@外国TV映画大全集(1956→1980/日本放映TVシリーズ・TVムービー) Aシネアルバム79 阿部邦雄/責任編集 B芳賀書店 刊 C1980年 月 日発行 D当時定価2,800円 「季刊 映画宝庫」等の映画関連書籍で知られる芳賀書店から発行されていたシネアルバムシリーズの一冊です。1956年から1980年までの期間を一年毎の単位に区切り、日本国内で放映された海外ドラマが、放映期間、放映数、出演俳優等の放映データと豊富なスチール写真と共に紹介されています。また単発のテレビ映画やドキュメンタリー番組、アニメーション等も紹介されています。上記の『外国テレビ・ドラマの50年 テレビの黄金伝説』と共に、テレビ映画として制作された戦争物や戦争映画を語る上での海外戦争ドラマを知る上で欠かせない貴重な資料です。 |
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@スパイTV映画傑作集 The 6 Masterpieces
of TV Spy Shows ATelevision Age/テレビジョンエイジ臨時増勘号 TV映画傑作シリーズ1 第11巻第11号通巻130号 B株式会社四季出版新社 刊 永原充博/編集・発行 C1970年11月2日発行 D当時定価450円 『テレビジョンエイジ』という雑誌は60〜70年代にかけて放映されていた海外ドラマ&POP音楽の専門誌で、当時の海外ドラマ研究者やファンにとっては、古書市場においてもコレクターズアイテムとなっている雑誌です。この雑誌は『テレビジョンエイジ』が、当時人気の高かったスパイアクション物ドラマについて特集した臨時増刊号で、『ジェリコ』『スパイ大作戦』『スパイのライセンス』『0022/アンクルの女』『0011/ナポレオン・ソロ』『秘密諜報員ジョン・ドレイク』の6作品が取り上げられています。中でも私ATFの興味を引いたのが『ジェリコ』・・・第二次大戦下のヨーロッパを舞台に、米英仏の士官3名からなり特殊工作班が、ドイツ軍相手に毎回神出鬼没な破壊工作を展開・・・していたのですが、なんと人気が高かったのに16話目で打ち切られてしまった・・・と言ういわく付きの作品です。メンバーの一人英国海軍士官ニコラス・ゲイジ(ケイジじゃありません)を演じていたのが『大脱走』でブロンソンの相方を演じていた、歌手としても有名なジョン・レイトンだった事でも知られている作品です・・・。 |
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@テレビジョンエイジ 1967年5月号 ALL ABOUTJERICHOヾERIES A第8巻第5号通巻82号 B株式会社四季出版新社 刊 永原充博/編集 宮下武麿/発行 C1967年5月1日発行 D当時定価200円 これは『テレビジョンエイジ』の『ジェリコ特集号』・・・巻頭グラビアを含み26Pに渡って番組の内容紹介やエピソード、出演俳優のプロフィール等の特集が組まれております。でも、この表紙の写真、何か変だよなぁ・・・そ、そうだよ、ジョン・レイトン演じるニコラスが構えているライフル・・・なんと西ドイツ(当時)製のG3、それも伸縮ストックタイプじゃないの・・・なんで第二次大戦が舞台のドラマにG3が登場するんだよ?と思っていたら、なんと更に驚いた事に巻頭グラビアの中でも、変なシュマイザー持ってるよ・・・オイオイ! |
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@テレビジョンエイジ 1976年9月号 「ジェリコ」=総合特集 A第18巻第9号通巻194号 B株式会社四季出版新社 刊 永原充博/編集 宮下武麿/発行 C1976年9月1日発行 D当時定価350円 これも『ジェリコ』の特集号・・・巻頭グラビアは主要レギュラー3名(ジョン・レイトン、ドン・フランクス、マリノ・マッセ)のグラビア。その他「作品鑑賞のためのガイド」「全16話エピソード全集」・・・そして主要メンバーを演じる俳優の紹介特集からなっています。因みに主要メンバーの吹替声優は・・・脱走の天才の英国海軍中尉ニック・ゲイジ(ジョン・レイトン)役が山田康雄、破壊工作の達人の米国陸軍大尉フランクリン・シェパード(ドン・フランクス)役を小林昭二、武器のプロフェッショナルの仏国空軍中尉アンドレ・ガストン(マリノ・マッセ)役が前田昌明となっております。この『ジェリコ』は、全16話で終了した割には、再放送が結構な回数行われているのですが、私は全く観た記憶がありません。ストーリーを読む限りでは面白そうなので、是非再放送してほしい作品なのです。 |
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@テレビジョンエイジ 1968年3月号 特攻ガリソンズ・ゴリラス特集号 A第9巻第3号通巻93号 B株式会社四季出版新社 刊 永原充博/編集・発行 C1968年3月1日発行 D当時定価200円 これは見ての通り『テレビジョンエイジ』の『特攻ガリソンズ・ゴリラス』特集号・・・なんか番組タイトルが変じゃないかって?そうでしょ・・・私もそう思っていたのですよ・・・『特攻ギャリソン・ゴリラ』じゃないのって。でもこれで間違いありません。表紙にはしっかりそう書いてあるんですから・・・汗。第二次大戦を舞台にした戦争アクションドラマの中でも人気が高いのが、この『特攻ガリソンズ・ゴリラス/GARRISON'S GORILLAS』です。隊長のガリソン中尉はウエスト・ポイント陸軍士官学校を優秀な成績で卒業した秀才・・・彼が特赦を餌に合衆国内の刑務所から掻き集めた囚人たち・・・一流詐欺師の役者(アクター)<iイフによる殺しが得意な酋長(アパッチ)%垂ンと潜入が得意なイタチ≠サして金庫破りの名人博打打ち(カジノ)・・・この5名が毎回ドイツ軍相手に『スパイ大作戦』を展開する人気シリーズ。番組の設定やストーリー紹介、俳優プロフィールや吹替声優の紹介など、盛り沢山な11Pの特集が組まれています。 |
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@テレビジョンエイジ1976年6月号 BEST OF THE TV 特攻ギャリソン・ゴリラのすべて A第18巻第6号通巻191号 B株式会社四季出版新社 刊 永原充博/編集 宮下武麿/発行 (株式会社外国テレビ映画情報サービス) C1976年6月1日発行 D当時定価350円 海外ドラマ&POP音楽の専門誌が謳い文句だった『テレビジョンエイジ』も、この頃になると外国テレビ映画の専門誌というフレーズに代わっておりました。さてこの号の特集は『特攻ギャリソン・ゴリラ』・・・巻頭グラビア/メンバー俳優完全プロフィールに加え、エピソードや裏話・秘密レポート、そして『エピソード全集(1)/第1話〜第14話』が掲載されております。巻末には『ジェリコ』や『ラット・パトロール』の敵役デイトリッヒ大尉を演じるエリック・ブレーデン(ハンス・グデガスト)のミニ特集もあり! |
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@テレビジョンエイジ1976年7月号 ブレンドン・ブーン事典 A第18巻第7号通巻192号 B株式会社四季出版新社 刊 永原充博/編集 宮下武麿/発行 (株式会社外国テレビ映画情報サービス) C1976年7月1日発行 D当時定価350円 前号に続いて『特攻ギャリソン・ゴリラ』であります。この2冊が揃ってないと特集が完全にならないって事で、この2冊をネットオークションで入札した時は、入札が終了するまで将に冷や冷やものでありました・・・。メイン企画は、なんと当時メンバーの中で一番人気があったらしいナイフ投げのアパッチを演じるブレンドン・ブーンのプライベートの紹介記事とグラビア特集。そして『エピソード全集(2)/第15話〜第26話』が掲載されております。また巻末には『ラット・パトロール』のミニ特集付きです。 |
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@THE COMPLETE BOOK OF M*A*S*H AISBN 0−819−8083−5 BABRADALE PRESS・HARRY N.ABRAMS,Inc/出版 SUZY KALTER/著作 C1984年3月発行 D国内購入価格1000円(ネット・オークション) 朝鮮戦争時の米陸軍第4077移動野戦外科病院を舞台にした傑作風刺反戦映画の傑作「M*A*S*H」のテレビ版の洋書ガイドブックです。 詳細については「第五文献資料室」をご覧下さい。 |