2007年02月25日
裁判における和解
1998年7月に、いじめ自殺で亡くなった小森香澄さんのご両親が、同級生の女子生徒からのいじめを苦に自殺したとして、元同級生と県を相手取り損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、元同級生と東京高裁で和解が成立したと、香澄さんのお母さんの美登里さんから連絡がありました。
我が家の裁判でも、高裁では和解協議が何度も行われましたが、「和解」という言葉とするのは程遠い内容の話しばかりでした。当然、美登里さんも戸惑っていて、何度か電話がかかってきました。
以前に和解をしたという方達の話しを聞いたことがありますが、誰も「納得して和解に応じた訳ではない」と言っていた言葉の意味が、私たちも経験してみてよくわかりました。
控訴審の多くは、和解を裁判所が勧めてきます。弁護士の先生方は、ご存じのことなので、なぜ和解なのかがわからないのは当事者だけなので、とても戸惑います。
一番望んでいる「事実を認めて謝罪する」ということが、なかなか受け入れられない中で進んでいく和解協議は、被害者・遺族の妥協の連続です。
「心ならずも、心を深く傷つけ、精神的に追い詰めてしまったことを陳謝する」という一行の和解文に、「いじめという言葉はないけれど、実質上、いじめで香澄の心を深く傷つけたこということを認めた」と、香澄さんのご両親は和解に応じると話していました。
でも、「謝罪に8年7カ月もかかり、悲しみとむなしさを感じる。香澄が負った深い傷、私たちの心の深い傷を思い返すと『和解』の言葉のイメージとはほど遠い」というコメントが毎日新聞に掲載されていました。
賠償金は、弔慰金という形で払われるけれど、驚くほどの少額で「命」の重みのかけらもない。
太郎を傷つけた主犯のYは、未だに賠償金の支払らわず、支払い方法の提示も交渉も積極的に進めてこないまま。他の3人は、放置のあと、ごねた挙げ句に、ある日突然支払ってきました。
強制執行をしなければ、取り立てもできないのが現実。Yの賠償金が支払われてからと、気長に待ってくれている弁護士からの弁護士費用の請求がないまま、判決からもうすぐ5ヶ月が過ぎます。
賠償金が目的ではないけれど、人を傷付けた代償はあまりにも軽いことを実感しています。
我が家の裁判でも、高裁では和解協議が何度も行われましたが、「和解」という言葉とするのは程遠い内容の話しばかりでした。当然、美登里さんも戸惑っていて、何度か電話がかかってきました。
以前に和解をしたという方達の話しを聞いたことがありますが、誰も「納得して和解に応じた訳ではない」と言っていた言葉の意味が、私たちも経験してみてよくわかりました。
控訴審の多くは、和解を裁判所が勧めてきます。弁護士の先生方は、ご存じのことなので、なぜ和解なのかがわからないのは当事者だけなので、とても戸惑います。
一番望んでいる「事実を認めて謝罪する」ということが、なかなか受け入れられない中で進んでいく和解協議は、被害者・遺族の妥協の連続です。
「心ならずも、心を深く傷つけ、精神的に追い詰めてしまったことを陳謝する」という一行の和解文に、「いじめという言葉はないけれど、実質上、いじめで香澄の心を深く傷つけたこということを認めた」と、香澄さんのご両親は和解に応じると話していました。
でも、「謝罪に8年7カ月もかかり、悲しみとむなしさを感じる。香澄が負った深い傷、私たちの心の深い傷を思い返すと『和解』の言葉のイメージとはほど遠い」というコメントが毎日新聞に掲載されていました。
賠償金は、弔慰金という形で払われるけれど、驚くほどの少額で「命」の重みのかけらもない。
太郎を傷つけた主犯のYは、未だに賠償金の支払らわず、支払い方法の提示も交渉も積極的に進めてこないまま。他の3人は、放置のあと、ごねた挙げ句に、ある日突然支払ってきました。
強制執行をしなければ、取り立てもできないのが現実。Yの賠償金が支払われてからと、気長に待ってくれている弁護士からの弁護士費用の請求がないまま、判決からもうすぐ5ヶ月が過ぎます。
賠償金が目的ではないけれど、人を傷付けた代償はあまりにも軽いことを実感しています。
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この記事へのコメント
小森さんの件、本当にお気の毒です。
言葉がなかなか見つからないほどです。
太郎くんの暴力は、犯罪の域でしょう。
長年闘い苦しみ・・・それでは、悲しい。
うちが加害者の立場ならば、相当額きちんと支払いますよ。。
言葉がなかなか見つからないほどです。
太郎くんの暴力は、犯罪の域でしょう。
長年闘い苦しみ・・・それでは、悲しい。
うちが加害者の立場ならば、相当額きちんと支払いますよ。。
Posted by mo-mo at 2007年02月25日 19:45
>mo-moさん
このままでは、うちもY君も、事件が終わらないままになってしまうんですよね。
太郎は、賠償金を払うことで、Y君がまた新たな恨みを持たないと良いけどと言っています。
裁判は、解決には向かない・・・なぁと、感じます。
このままでは、うちもY君も、事件が終わらないままになってしまうんですよね。
太郎は、賠償金を払うことで、Y君がまた新たな恨みを持たないと良いけどと言っています。
裁判は、解決には向かない・・・なぁと、感じます。
Posted by vianca at 2007年02月25日 22:31
我が家の場合も和解の話が出ました。
裁判長から和解金は幾らにしますか? と聞かれて、結局答えられなかった。。。 損害賠償金(慰謝料)を取っても、子供の名誉は回復できるような気がせず、取ったことで、返って「子供のイジメ程度でお金を取るなんて」とか相手が周囲に吹聴、またイジメに会うんじゃないかと考えてしまい、どうしたらいいのか判らなくなってしまったんです。
謝罪とイジメを止めてもらうことだけを考えて弁護士に相談、「民事裁判しか方法はなく、謝罪を求めても強制は出来ないですよ」と説得されて損害賠償請求で臨みました。
被告の親子は、最後の最後まで、イジメを認めず、じゃれあってのケンカだと嘘をつき続ける始末、イジメを受けた我が子を更に傷つけただけじゃないのかと、虚しくなり、父として情けなくなりました。
家族で話し合い、お金の請求は全て放棄、謝罪と再発防止だけを和解文に入れて貰おういうことにしました。
ずいぶん遠周りしたけれども、今は、初心に戻って、何故か心が晴れたような気がしています。
裁判長から和解金は幾らにしますか? と聞かれて、結局答えられなかった。。。 損害賠償金(慰謝料)を取っても、子供の名誉は回復できるような気がせず、取ったことで、返って「子供のイジメ程度でお金を取るなんて」とか相手が周囲に吹聴、またイジメに会うんじゃないかと考えてしまい、どうしたらいいのか判らなくなってしまったんです。
謝罪とイジメを止めてもらうことだけを考えて弁護士に相談、「民事裁判しか方法はなく、謝罪を求めても強制は出来ないですよ」と説得されて損害賠償請求で臨みました。
被告の親子は、最後の最後まで、イジメを認めず、じゃれあってのケンカだと嘘をつき続ける始末、イジメを受けた我が子を更に傷つけただけじゃないのかと、虚しくなり、父として情けなくなりました。
家族で話し合い、お金の請求は全て放棄、謝罪と再発防止だけを和解文に入れて貰おういうことにしました。
ずいぶん遠周りしたけれども、今は、初心に戻って、何故か心が晴れたような気がしています。
Posted by イジメ問題に悩む父 at 2007年03月28日 00:48
>イジメに悩む父親さん
和解について、同じように私も悩みました。
お金じゃないんですよね。
>ずいぶん遠周りしたけれども、今は、初心に戻って、何故か心が晴れたような気がしています。
この一文を見て、私もホッとしました。
全て納得できる和解は難しいかもしれませんが、我が家も経験したことが無駄ではなかったと思うことができました。
和解について、同じように私も悩みました。
お金じゃないんですよね。
>ずいぶん遠周りしたけれども、今は、初心に戻って、何故か心が晴れたような気がしています。
この一文を見て、私もホッとしました。
全て納得できる和解は難しいかもしれませんが、我が家も経験したことが無駄ではなかったと思うことができました。
Posted by vianca at 2007年03月30日 01:24