2007年02月28日
今週号のアエラ
週刊誌のアエラに、1998年12月に同級生から執拗な脅迫を受けて自殺して亡くなった古賀洵作君のお母さん、古賀和子さんが取材を受けた記事が載っています。

福岡県内で、相次いで起きたいじめ自殺。
古賀さんのお宅には、再びマスコミからの連絡が頻繁に入るようになりました。
「もういまは、穏やかに暮らしたい」と話していた古賀さんは、同じ経験をした親として、子どもを亡くした親の気持ちがわかるだけに、放っておけない気持ちと関わることで、また当時の辛く苦しい気持ちをが吹き出ることと、何ができるんだろうと、とても悩み苦しんでいました。
アエラの取材を受けた後、筑前町の森啓祐君のご両親が訪ねてくるようになったのよと、電話で話していました。「森さんと会って良かった」と、言っていました。
「私たちが、声を挙げても村八分にならないで、事件前と変わらない場所で生活していられるのは、私たちの前に声を挙げてくれた人たちがいたおかげ」と、古賀さんはいつも話します。ほんの少しずつだけれど、変わってきている社会。
「私たちの経験も、少しでも次へ良い結果を繋げることになっていけると良いね」と話しています。
森啓祐君のお母さん美加さんは、「相談にのってもらって心強い。私たちが頑張れるのは、和子さんたちが闘ってくれたおかげ」と話したことが、書いてあります。
昨日、文部科学省の有識者会議がいじめのサインを見逃さないようにと、教員向けの対応を質問形式にしたQ&Aを盛り込んだ提言をまとめたようですが、あまりにも当たり前の内容に、がっかり・・。このようなチェックでいじめを見つけても、そのあとどう対応するかが肝心だと思うけど、対策も対症療法ばかりでは、解決には結びつかないでしょう。
福岡県内で学校に配られた「いじめ早期発見のチェックリスト」について記事に書いてありますが、チェック項目は朝の会から授業、給食の時間、休み時間、放課後まで、子ども達にいじめが起きていないか、175の項目があると聞きました。チェック項目に当てはまる、いじめの様子が見つかると先生は報告をして対策を考えないといけない。先生は、チェックすることに追われてしまい、いじめがあるとは書くことができなくなってしまうのではないか、またはいじめがない、配慮しましたという既成事実を作ってしまうことにもなりかねないのではと不安が募ります。
古賀さんは、「文部科学省は、現場の教師の声を吸い上げることと、子ども達が相手を思いやる心の育成に取り組んでほしい」と伝えています。
福岡県内で、相次いで起きたいじめ自殺。
古賀さんのお宅には、再びマスコミからの連絡が頻繁に入るようになりました。
「もういまは、穏やかに暮らしたい」と話していた古賀さんは、同じ経験をした親として、子どもを亡くした親の気持ちがわかるだけに、放っておけない気持ちと関わることで、また当時の辛く苦しい気持ちをが吹き出ることと、何ができるんだろうと、とても悩み苦しんでいました。
アエラの取材を受けた後、筑前町の森啓祐君のご両親が訪ねてくるようになったのよと、電話で話していました。「森さんと会って良かった」と、言っていました。
「私たちが、声を挙げても村八分にならないで、事件前と変わらない場所で生活していられるのは、私たちの前に声を挙げてくれた人たちがいたおかげ」と、古賀さんはいつも話します。ほんの少しずつだけれど、変わってきている社会。
「私たちの経験も、少しでも次へ良い結果を繋げることになっていけると良いね」と話しています。
森啓祐君のお母さん美加さんは、「相談にのってもらって心強い。私たちが頑張れるのは、和子さんたちが闘ってくれたおかげ」と話したことが、書いてあります。
昨日、文部科学省の有識者会議がいじめのサインを見逃さないようにと、教員向けの対応を質問形式にしたQ&Aを盛り込んだ提言をまとめたようですが、あまりにも当たり前の内容に、がっかり・・。このようなチェックでいじめを見つけても、そのあとどう対応するかが肝心だと思うけど、対策も対症療法ばかりでは、解決には結びつかないでしょう。
福岡県内で学校に配られた「いじめ早期発見のチェックリスト」について記事に書いてありますが、チェック項目は朝の会から授業、給食の時間、休み時間、放課後まで、子ども達にいじめが起きていないか、175の項目があると聞きました。チェック項目に当てはまる、いじめの様子が見つかると先生は報告をして対策を考えないといけない。先生は、チェックすることに追われてしまい、いじめがあるとは書くことができなくなってしまうのではないか、またはいじめがない、配慮しましたという既成事実を作ってしまうことにもなりかねないのではと不安が募ります。
古賀さんは、「文部科学省は、現場の教師の声を吸い上げることと、子ども達が相手を思いやる心の育成に取り組んでほしい」と伝えています。
2007年02月27日
今週は、気合いを入れて・・・
今週末は、浜松まちづくりセンター祭りだけでも大変だぁと思っていたら、3日夜はNHKの19:30~22:00放送の番組「日本のこれから」「いじめはどうすればなくせますか?(仮)」に出演が決まり、いつも以上に気合いを入れていかないと、大変な一週間となりそうです

NHKからは、2月末にアンケートが送られてきて、3月初旬には、番組制作担当者が浜松まで話しを聞きにきました。この様に、全国を廻って出演者を探していたようです。
正式な出演依頼が、一昨日届きました。初めてのスタジオ収録と生放送に、不安がいっぱいですが、知り合い(mo-moさん、浜松からももうひとり)からも出演も決まったと連絡があり、心強いです。教育評論家の尾木直樹さん、大河内清輝くんのお父さんも、出演されるそうです。
4日の朝に、浜松に帰ってきます。
まちづくりセンター祭では、私の別の活動で、子ども向けのかみしばい「おしっこ・うんち」をやりますよ~!4日の14:00と15:30の2回、かみしばいをやります。
うんちマンとおーみずくんが大活躍します
こちらも、見に来てくださいね♪
NHKからは、2月末にアンケートが送られてきて、3月初旬には、番組制作担当者が浜松まで話しを聞きにきました。この様に、全国を廻って出演者を探していたようです。
正式な出演依頼が、一昨日届きました。初めてのスタジオ収録と生放送に、不安がいっぱいですが、知り合い(mo-moさん、浜松からももうひとり)からも出演も決まったと連絡があり、心強いです。教育評論家の尾木直樹さん、大河内清輝くんのお父さんも、出演されるそうです。
4日の朝に、浜松に帰ってきます。
まちづくりセンター祭では、私の別の活動で、子ども向けのかみしばい「おしっこ・うんち」をやりますよ~!4日の14:00と15:30の2回、かみしばいをやります。
うんちマンとおーみずくんが大活躍します
こちらも、見に来てくださいね♪
2007年02月25日
子ども育ちレスキューネットの説明会ー浜松ー
今日は、朝から仕事の研修で静岡市へ行きました。
午後からの、「子ども育ちレスキューネット」の説明会&交流会は参加できない予定でしたが、予定より早く研修が終わったので、メンバーが残っているかもと思って会場に向かいました。
私が部屋に入ったら、ちょうど説明会&交流会終わったところでした。予定より1時間近く長引いて、いろんな意見が交わされたようです。
20名程の参加者があり、嬉しいスタートとなりました。問い合わせ、参加できないけどという方からの問い合わせも、数件ありました。
参加者の方には、説明会のあとアンケートを書いてもらい、賛同していただけるかどうかの確認をします。
次回の静岡会場での説明会&交流会は、下記の日程で行います。
3月10日(土)14:00〜15:00
静岡市葵区呉服町2-1-5
ふじのくに交流センターパレット 交流コーナー
TEL 054-274-2993
JR静岡駅北口から徒歩約10分
申し込みはいりません。当日会場へ、いらしてください。
問合せ先「子ども育ちレスキューネット」 設立準備会
連絡先 E-mail kangaeru@breeze.biglobe.ne.jp
TEL 070-5037-1340(鈴木)
午後からの、「子ども育ちレスキューネット」の説明会&交流会は参加できない予定でしたが、予定より早く研修が終わったので、メンバーが残っているかもと思って会場に向かいました。
私が部屋に入ったら、ちょうど説明会&交流会終わったところでした。予定より1時間近く長引いて、いろんな意見が交わされたようです。
20名程の参加者があり、嬉しいスタートとなりました。問い合わせ、参加できないけどという方からの問い合わせも、数件ありました。
参加者の方には、説明会のあとアンケートを書いてもらい、賛同していただけるかどうかの確認をします。
次回の静岡会場での説明会&交流会は、下記の日程で行います。
3月10日(土)14:00〜15:00
静岡市葵区呉服町2-1-5
ふじのくに交流センターパレット 交流コーナー
TEL 054-274-2993
JR静岡駅北口から徒歩約10分
申し込みはいりません。当日会場へ、いらしてください。
問合せ先「子ども育ちレスキューネット」 設立準備会
連絡先 E-mail kangaeru@breeze.biglobe.ne.jp
TEL 070-5037-1340(鈴木)
2007年02月25日
裁判における和解
1998年7月に、いじめ自殺で亡くなった小森香澄さんのご両親が、同級生の女子生徒からのいじめを苦に自殺したとして、元同級生と県を相手取り損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、元同級生と東京高裁で和解が成立したと、香澄さんのお母さんの美登里さんから連絡がありました。
我が家の裁判でも、高裁では和解協議が何度も行われましたが、「和解」という言葉とするのは程遠い内容の話しばかりでした。当然、美登里さんも戸惑っていて、何度か電話がかかってきました。
以前に和解をしたという方達の話しを聞いたことがありますが、誰も「納得して和解に応じた訳ではない」と言っていた言葉の意味が、私たちも経験してみてよくわかりました。
控訴審の多くは、和解を裁判所が勧めてきます。弁護士の先生方は、ご存じのことなので、なぜ和解なのかがわからないのは当事者だけなので、とても戸惑います。
一番望んでいる「事実を認めて謝罪する」ということが、なかなか受け入れられない中で進んでいく和解協議は、被害者・遺族の妥協の連続です。
「心ならずも、心を深く傷つけ、精神的に追い詰めてしまったことを陳謝する」という一行の和解文に、「いじめという言葉はないけれど、実質上、いじめで香澄の心を深く傷つけたこということを認めた」と、香澄さんのご両親は和解に応じると話していました。
でも、「謝罪に8年7カ月もかかり、悲しみとむなしさを感じる。香澄が負った深い傷、私たちの心の深い傷を思い返すと『和解』の言葉のイメージとはほど遠い」というコメントが毎日新聞に掲載されていました。
賠償金は、弔慰金という形で払われるけれど、驚くほどの少額で「命」の重みのかけらもない。
太郎を傷つけた主犯のYは、未だに賠償金の支払らわず、支払い方法の提示も交渉も積極的に進めてこないまま。他の3人は、放置のあと、ごねた挙げ句に、ある日突然支払ってきました。
強制執行をしなければ、取り立てもできないのが現実。Yの賠償金が支払われてからと、気長に待ってくれている弁護士からの弁護士費用の請求がないまま、判決からもうすぐ5ヶ月が過ぎます。
賠償金が目的ではないけれど、人を傷付けた代償はあまりにも軽いことを実感しています。
我が家の裁判でも、高裁では和解協議が何度も行われましたが、「和解」という言葉とするのは程遠い内容の話しばかりでした。当然、美登里さんも戸惑っていて、何度か電話がかかってきました。
以前に和解をしたという方達の話しを聞いたことがありますが、誰も「納得して和解に応じた訳ではない」と言っていた言葉の意味が、私たちも経験してみてよくわかりました。
控訴審の多くは、和解を裁判所が勧めてきます。弁護士の先生方は、ご存じのことなので、なぜ和解なのかがわからないのは当事者だけなので、とても戸惑います。
一番望んでいる「事実を認めて謝罪する」ということが、なかなか受け入れられない中で進んでいく和解協議は、被害者・遺族の妥協の連続です。
「心ならずも、心を深く傷つけ、精神的に追い詰めてしまったことを陳謝する」という一行の和解文に、「いじめという言葉はないけれど、実質上、いじめで香澄の心を深く傷つけたこということを認めた」と、香澄さんのご両親は和解に応じると話していました。
でも、「謝罪に8年7カ月もかかり、悲しみとむなしさを感じる。香澄が負った深い傷、私たちの心の深い傷を思い返すと『和解』の言葉のイメージとはほど遠い」というコメントが毎日新聞に掲載されていました。
賠償金は、弔慰金という形で払われるけれど、驚くほどの少額で「命」の重みのかけらもない。
太郎を傷つけた主犯のYは、未だに賠償金の支払らわず、支払い方法の提示も交渉も積極的に進めてこないまま。他の3人は、放置のあと、ごねた挙げ句に、ある日突然支払ってきました。
強制執行をしなければ、取り立てもできないのが現実。Yの賠償金が支払われてからと、気長に待ってくれている弁護士からの弁護士費用の請求がないまま、判決からもうすぐ5ヶ月が過ぎます。
賠償金が目的ではないけれど、人を傷付けた代償はあまりにも軽いことを実感しています。
2007年02月21日
迷走・・・
相次いだいじめ自殺は、大きな社会問題となったけど、未だに深刻ないじめといじめ自殺はなくならない。
いじめを巡っての裁判の提訴も続いて起きていて、長野県丸子実業高校一年生、高山裕太君の自殺事件では裕太君のお母さんが、加害者から訴えられるということも起きました。
また、あるいじめ自殺のケースでは、いじめがあったと認められて報告されたことで、いじめた生徒達が「加害者にされた」と弁護士会の人権擁護委員会に、人権侵害の申し立てをしたというケースを聴きました。
そして、19日には福岡県筑前町立三輪中学校2年森啓祐君の事件では、自殺当日にトイレで森君のズボンを集団で下ろそうとしたなどと男子生徒3人を暴力行為法違反容疑で書類送検、13歳だった男子生徒2人を同じ非行事実で児童相談所に通告したことをニュースで知りました。
ニュースを観ていて一番私が驚いたのは、学校は何も知らされていなかったと校長がコメントしていたこと。
どこに問題解決をもっていけば良いのかわからないまま、争いが酷くなるばかりで、いじめ問題が迷走している。いじめの現状と構図から考えないといけない加害者の問題背景と被害者・遺族が真実を知りたいと思うことと、解決を図りたいという思いとかけ離れていくようで・・・
私たちが知るところでは、学校と警察との連携は不充分で、裁判でも望む解決は得られない。更正を目的とした児童相談所と少年法も、誰もが更正ができるシステムが確立されていない。私は、この現行の制度に委ねることへの不安があります。
教育評論家の尾木直樹さんが、ニュースの中で犯罪に該当する犯罪構成要件に対しての処罰は必要となるケースもあるとした上で、いじめの定義が曖昧のまま、学校に直接警察が介入してくるケースが出来上がってしまう不安と、少年達がこの後、地域で暮らすための学校と地域のサポートができていないことで起きる混乱を心配していました。
学校や教育委員会の調査報告が、今回の一連のいじめ自殺では行われていますが、調査方法、報告の仕方について、問題がなかったでしょうか?
子ども達に関わるそれぞれの機関の連携が難しいのなら、第3者機関を設立してひとつの専門機関で対応することが必要だと、ますます感じました。
三輪中の加害者生徒の処罰について、弁護士の杉浦ひとみさんがブログの中で、意見を求めています。いじめや少年事件に多く関わっている弁護士さんですので、ご意見のある方は是非ご意見を伝えてください。
いじめを巡っての裁判の提訴も続いて起きていて、長野県丸子実業高校一年生、高山裕太君の自殺事件では裕太君のお母さんが、加害者から訴えられるということも起きました。
また、あるいじめ自殺のケースでは、いじめがあったと認められて報告されたことで、いじめた生徒達が「加害者にされた」と弁護士会の人権擁護委員会に、人権侵害の申し立てをしたというケースを聴きました。
そして、19日には福岡県筑前町立三輪中学校2年森啓祐君の事件では、自殺当日にトイレで森君のズボンを集団で下ろそうとしたなどと男子生徒3人を暴力行為法違反容疑で書類送検、13歳だった男子生徒2人を同じ非行事実で児童相談所に通告したことをニュースで知りました。
ニュースを観ていて一番私が驚いたのは、学校は何も知らされていなかったと校長がコメントしていたこと。
どこに問題解決をもっていけば良いのかわからないまま、争いが酷くなるばかりで、いじめ問題が迷走している。いじめの現状と構図から考えないといけない加害者の問題背景と被害者・遺族が真実を知りたいと思うことと、解決を図りたいという思いとかけ離れていくようで・・・
私たちが知るところでは、学校と警察との連携は不充分で、裁判でも望む解決は得られない。更正を目的とした児童相談所と少年法も、誰もが更正ができるシステムが確立されていない。私は、この現行の制度に委ねることへの不安があります。
教育評論家の尾木直樹さんが、ニュースの中で犯罪に該当する犯罪構成要件に対しての処罰は必要となるケースもあるとした上で、いじめの定義が曖昧のまま、学校に直接警察が介入してくるケースが出来上がってしまう不安と、少年達がこの後、地域で暮らすための学校と地域のサポートができていないことで起きる混乱を心配していました。
学校や教育委員会の調査報告が、今回の一連のいじめ自殺では行われていますが、調査方法、報告の仕方について、問題がなかったでしょうか?
子ども達に関わるそれぞれの機関の連携が難しいのなら、第3者機関を設立してひとつの専門機関で対応することが必要だと、ますます感じました。
三輪中の加害者生徒の処罰について、弁護士の杉浦ひとみさんがブログの中で、意見を求めています。いじめや少年事件に多く関わっている弁護士さんですので、ご意見のある方は是非ご意見を伝えてください。
2007年02月19日
子どもの安心・安全の確保にお金と時間をかけられない?
浜松大学開催された、「家庭教育・次世代育成地域協働フォーラムinはままつ」の2日目は、分科会「子どもの安全・安心の確保」に参加しました。
地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業に取り組んだ、某市の事例発表が小学校の校長先生からありました。
冒頭で、「誤解を受ける言い方かもしれませんが、学校が取り組むことは、安全だけではありません。お金(限られた予算)もかけられない。忙しい先生方、保護者、地域の方に負担をかけない範囲で、取り組んできました」と、説明がありました。
一昨年の小学生の連れ去り殺人事件以降、地域の住民が地域パトロールという形で、登下校時、放課後を中心に、地域防犯の取り組みが行われています。この事例も同様で、あとは地域の子ども達の目線で作られたハザードマップの作成、CAP(子どもへの暴力、虐待を防止する人権教育プログラム)が全児童生徒に行われた報告を聴きました。
防犯意識を高める登り旗、ちらし、スクールカードリーダー(見回り隊)の腕章、たすき、パトロール中の車につける看板など、「これだけ作り、たくさん配布しました」(かなりの予算はかかっていると思うんだけど・・)、子ども達がもしものときに駆け込む、「子ども110番の家の設置は、看板だけでお金も手間もかからないから、どんどん住民に参加してほしいと呼びかけている」・・などの説明に、命の重さが感じられなくて・・・・。
いじめや学校災害の学校内で起きる事故や事件での「安心・安全」について、私は発言しました。親の不安を解消していくために、どこでも起きているいじめ、少ないケースかもしれないけれど事故や事件について、学校と共に親も事例を検討していきたいと伝えました。が、学校内で起きたことは、簡単に報告できるものではないと言われてしまいました。大人が心配している犯罪者や不審者だって、以前は子どもだった。根本的な解決には、犯罪者から守るより、犯罪者を作らないことだと思うんだけど。
地域の中では、まだまだ障がい者やアトピーある子ども達に理解が足りない現状の中で、理解を深める活動、独自の防災マニュアルを作成している市民活動の報告や高齢者宅が「子ども110番の家」になっていても対応できないと言われたケースなど、親の立場で他の参加者からの発言がありました。
行政や学校から保護者・地域に下ろされる取り組みは評価されても、反対に親と市民から行政や学校に意見を挙げても、取り組もうとする姿勢がなかなか見えてこない。
分科会のまとめを担当した浜松大学の久保田力先生は、「子ども支援は、本当にシステム化されているのか、子ども達のためになっているのか」「子ども達の数年後のことを考えて、取り組んまれているのか」と、指摘してくださった。
それぞれが、できるところで一生懸命に取り組んでいるのはわかる。でも、どう官・民が繋がっていくのかが大きな課題あることが言われていながら、なかなか親や市民の思いは伝わらない。
市民活動を頑張っているたくさんの知人に、2日間を通して会うことができたことは、嬉しいことでした。
地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業に取り組んだ、某市の事例発表が小学校の校長先生からありました。
冒頭で、「誤解を受ける言い方かもしれませんが、学校が取り組むことは、安全だけではありません。お金(限られた予算)もかけられない。忙しい先生方、保護者、地域の方に負担をかけない範囲で、取り組んできました」と、説明がありました。
一昨年の小学生の連れ去り殺人事件以降、地域の住民が地域パトロールという形で、登下校時、放課後を中心に、地域防犯の取り組みが行われています。この事例も同様で、あとは地域の子ども達の目線で作られたハザードマップの作成、CAP(子どもへの暴力、虐待を防止する人権教育プログラム)が全児童生徒に行われた報告を聴きました。
防犯意識を高める登り旗、ちらし、スクールカードリーダー(見回り隊)の腕章、たすき、パトロール中の車につける看板など、「これだけ作り、たくさん配布しました」(かなりの予算はかかっていると思うんだけど・・)、子ども達がもしものときに駆け込む、「子ども110番の家の設置は、看板だけでお金も手間もかからないから、どんどん住民に参加してほしいと呼びかけている」・・などの説明に、命の重さが感じられなくて・・・・。
いじめや学校災害の学校内で起きる事故や事件での「安心・安全」について、私は発言しました。親の不安を解消していくために、どこでも起きているいじめ、少ないケースかもしれないけれど事故や事件について、学校と共に親も事例を検討していきたいと伝えました。が、学校内で起きたことは、簡単に報告できるものではないと言われてしまいました。大人が心配している犯罪者や不審者だって、以前は子どもだった。根本的な解決には、犯罪者から守るより、犯罪者を作らないことだと思うんだけど。
地域の中では、まだまだ障がい者やアトピーある子ども達に理解が足りない現状の中で、理解を深める活動、独自の防災マニュアルを作成している市民活動の報告や高齢者宅が「子ども110番の家」になっていても対応できないと言われたケースなど、親の立場で他の参加者からの発言がありました。
行政や学校から保護者・地域に下ろされる取り組みは評価されても、反対に親と市民から行政や学校に意見を挙げても、取り組もうとする姿勢がなかなか見えてこない。
分科会のまとめを担当した浜松大学の久保田力先生は、「子ども支援は、本当にシステム化されているのか、子ども達のためになっているのか」「子ども達の数年後のことを考えて、取り組んまれているのか」と、指摘してくださった。
それぞれが、できるところで一生懸命に取り組んでいるのはわかる。でも、どう官・民が繋がっていくのかが大きな課題あることが言われていながら、なかなか親や市民の思いは伝わらない。
市民活動を頑張っているたくさんの知人に、2日間を通して会うことができたことは、嬉しいことでした。
2007年02月18日
訂正ー賛同者募集の説明会ー
子ども育ちレスキューネットの賛同者募集の説明会の日時の誤りがありました。申し訳ありません・・・・。
正しくは、
2月25日(日) 14:00〜15:00
浜松まちづくりセンター 2階アトリエ
浜松市中央一丁目13番3号
TEL 053-457-2616
JR浜松駅北口から徒歩8分
3月10日(土)14:00〜15:00
静岡市葵区呉服町2-1-5
ふじのくに交流センターパレット 交流コーナー
TEL 054-274-2993
JR静岡駅北口から徒歩約10分
です。
申し込みはいりません。当日会場へ、いらしてください。
問合せ先「子ども育ちレスキューネット」 設立準備会
連絡先 E-mail kangaeru@breeze.biglobe.ne.jp
TEL 070-5037-1340(鈴木)
正しくは、
2月25日(日) 14:00〜15:00
浜松まちづくりセンター 2階アトリエ
浜松市中央一丁目13番3号
TEL 053-457-2616
JR浜松駅北口から徒歩8分
3月10日(土)14:00〜15:00
静岡市葵区呉服町2-1-5
ふじのくに交流センターパレット 交流コーナー
TEL 054-274-2993
JR静岡駅北口から徒歩約10分
です。
申し込みはいりません。当日会場へ、いらしてください。
問合せ先「子ども育ちレスキューネット」 設立準備会
連絡先 E-mail kangaeru@breeze.biglobe.ne.jp
TEL 070-5037-1340(鈴木)
2007年02月16日
賛同者呼びかけー子ども育ちレスキューネットー
昨日、「子ども育ちレスキューネット」の賛同者呼びかけの会見が終わりました。私も、発起人のひとりとして参加しました。
いじめ当事者の会、不登校、発達障がい児の親の会などの市民団体に関わっている人、フリースクール、フリースペースの代表者、議員、臨床心理士、大学教授、弁護士、市民などの発起人、賛同者は、すでに30名ほど集まっています。
これから賛同者募集の説明会を、下記の日程で行います。
2月25日(日) 14:00〜15:00
浜松まちづくりセンター 2階アトリエ
浜松市中央一丁目13番3号
TEL 053-457-2616
JR浜松駅北口から徒歩8分
3月10日(土)14:00〜15:00
静岡市葵区呉服町2-1-5
ふじのくに交流センターパレット 交流コーナー
TEL 054-274-2993
JR静岡駅北口から徒歩約10分
多くの皆さんの参加をお待ちしております。
問合せ先 「子ども育ちレスキューネット」 設立準備会
連絡先 E-mail kangaeru@breeze.biglobe.ne.jp
TEL 070-5037-1340(鈴木)
*当日、直接会場にいらしてください。申し込みは、いりません。
発足の経緯、基本的な取り組み(案)については、こちらご覧になってください。
続きを読む
いじめ当事者の会、不登校、発達障がい児の親の会などの市民団体に関わっている人、フリースクール、フリースペースの代表者、議員、臨床心理士、大学教授、弁護士、市民などの発起人、賛同者は、すでに30名ほど集まっています。
これから賛同者募集の説明会を、下記の日程で行います。
2月25日(日) 14:00〜15:00
浜松まちづくりセンター 2階アトリエ
浜松市中央一丁目13番3号
TEL 053-457-2616
JR浜松駅北口から徒歩8分
3月10日(土)14:00〜15:00
静岡市葵区呉服町2-1-5
ふじのくに交流センターパレット 交流コーナー
TEL 054-274-2993
JR静岡駅北口から徒歩約10分
多くの皆さんの参加をお待ちしております。
問合せ先 「子ども育ちレスキューネット」 設立準備会
連絡先 E-mail kangaeru@breeze.biglobe.ne.jp
TEL 070-5037-1340(鈴木)
*当日、直接会場にいらしてください。申し込みは、いりません。
発足の経緯、基本的な取り組み(案)については、こちらご覧になってください。
続きを読む
2007年02月15日
子ども育ちレスキューネットの設立準備
今日は午後4時から、「子ども育ちレスキューネット」の設立に向けて、賛同者を募るために県庁で、有志のメンバーともに会見をします。
数日前に、記者クラブに取材を依頼しました。
そのあとに事件直後から、2年間浜松で我が家の事件を取材していたSBS静岡放送の記者さん、今は県政担当になっている方から、連絡をいただきました。「会見場所が書いてないよ」って・・
慌てて、記者クラブに再度連絡をしました。
今日の新聞のTV番組欄SBSTV夕刊ニュースのところに、「子育てネット設立」の文字を見つけました。ニュースで放送されるかもしれません。
ところが、今日は仕事が深夜から忙しい。東名のトラック事故、崖からの転落、遠距離搬送といつになく大きな仕事ばかり・・。家業は、自動車のロードサービス。仕事の予定が立たない中で、私の活動の予定を入れてしまっているんだけど、こういう日は出かけにくくなってしまいます。
私が出かける前には、ひと段落ついてくれると良いんだけど・・。
数日前に、記者クラブに取材を依頼しました。
そのあとに事件直後から、2年間浜松で我が家の事件を取材していたSBS静岡放送の記者さん、今は県政担当になっている方から、連絡をいただきました。「会見場所が書いてないよ」って・・
慌てて、記者クラブに再度連絡をしました。
今日の新聞のTV番組欄SBSTV夕刊ニュースのところに、「子育てネット設立」の文字を見つけました。ニュースで放送されるかもしれません。
ところが、今日は仕事が深夜から忙しい。東名のトラック事故、崖からの転落、遠距離搬送といつになく大きな仕事ばかり・・。家業は、自動車のロードサービス。仕事の予定が立たない中で、私の活動の予定を入れてしまっているんだけど、こういう日は出かけにくくなってしまいます。
私が出かける前には、ひと段落ついてくれると良いんだけど・・。
2007年02月13日
浜松まちづくりセンター祭りに参加します
2007年3月3~4日、浜松まちづくりセンター祭りで展示&活動報告を行います。
10::00~16:00まで
☆展示
・いじめによって汚された服・教科書・ランドセル・文具・靴など
・浜松市のいじめの発生件数(過去5年分)
・過去のメッセージ展来場者のメッセージ
☆活動報告 4日14:30頃から
・私たちのいじめの現状について
一昨年には、展示のみ参加。
今年は、やはり私たちの活動を伝えて、いじめの現状を知ってほしいと考えました。
楽しいプログラムも、盛りだくさん!
4日の10:00からは、ソウルメイトさんの家庭教育講座「いじめについて考える」が、あります。
ご来場、お待ちしています!
10::00~16:00まで
☆展示
・いじめによって汚された服・教科書・ランドセル・文具・靴など
・浜松市のいじめの発生件数(過去5年分)
・過去のメッセージ展来場者のメッセージ
☆活動報告 4日14:30頃から
・私たちのいじめの現状について
一昨年には、展示のみ参加。
今年は、やはり私たちの活動を伝えて、いじめの現状を知ってほしいと考えました。
楽しいプログラムも、盛りだくさん!
4日の10:00からは、ソウルメイトさんの家庭教育講座「いじめについて考える」が、あります。
ご来場、お待ちしています!
2007年02月11日
ちょっと、ひと休み
忙しかった日々が、一段落。
私達が、長年願い続けてことが、ひとつ実現に近づきました。
子ども達に起きている様々な出来事、問題に対処できる機関がほしいと願っていた。
昨年からいじめ自殺の報道をきっかけに、今まで一緒に考えて行動してきた仲間とともに、「子育ちレスキューネット」を設立する準備が進んでいます。親と子どもの立場でサポートし、共に考えて解決するネットワーク。もちろん、学校や教育委員会とも連携をとって、子どもにとって一番良い方法を考えていく。
賛同者を募り、たくさんの人が子ども達に関わって行くことができるようにしていきたい。
私達が活動していく中で、趣味や特技を教えてあげたい、ご飯を作ってもらえない子には夕食を食べさせてあげる、声かけならできる・・と子ども達の現状を聞いた人が、自分ができるサポートはあるかしら?と答えてくれる人がいました。
いじめ自殺の報道が起きてからは、「何かしたいけれど、一人では出来ない。何をして良いのかわからない」という声が届きました。
専門家の人も必要だけど、身近でサポートしてくれる人がたくさんいることは、なにより心強くなる。
孤独を感じることが、親も子のなにより辛いことだから。
今週、正式に発表する予定。
その他に、最近は新聞取材やTV局から問い合わせの連絡が続いていました。
いろいろと考えることも多くて、大変な日々が続きましたが、とりあえず一段落。
東京では、10日にいじめを苦に我が子が自殺した親らが集うシンポジウム「生まれてきてくれた命たちへ」が開催されました。
シンポジウムの開催に関わったジェントルハートプロジェクトの小森美登里さんから、いじめ自殺で子どもを亡くした親達が集まり、昨年に我が子を亡くしたばかりの親たちが、いじめ自殺を繰り返さないために行動しようとしていることを聞きました。
福岡県筑前町立三輪中のいじめ自殺事件の当事者、森美加さん(36)も登壇。亡くなった長男啓祐(けいすけ)君(当時13歳、中2)の名前と写真を初めて公開し、「息子が残したメッセージを多くの人に伝え、笑顔の絶えない社会をつくりたい」と涙ながらに語った。毎日新聞より
いじめられた子が、名前を言えない、名前を隠さないといけないことは、おかしいことだと感じています。
私のところにも、名前は言えないとけど・・といういじめの相談のメールが、いまも届いています。
いじめに遭った子ども達が、いじめられた原因があると責められたり、弱い子と思われたり、恥ずかしいことと思ったりしないように、いじめに遭ったら早く誰にでも話すことができる環境を作っていきたい。
私達が、長年願い続けてことが、ひとつ実現に近づきました。
子ども達に起きている様々な出来事、問題に対処できる機関がほしいと願っていた。
昨年からいじめ自殺の報道をきっかけに、今まで一緒に考えて行動してきた仲間とともに、「子育ちレスキューネット」を設立する準備が進んでいます。親と子どもの立場でサポートし、共に考えて解決するネットワーク。もちろん、学校や教育委員会とも連携をとって、子どもにとって一番良い方法を考えていく。
賛同者を募り、たくさんの人が子ども達に関わって行くことができるようにしていきたい。
私達が活動していく中で、趣味や特技を教えてあげたい、ご飯を作ってもらえない子には夕食を食べさせてあげる、声かけならできる・・と子ども達の現状を聞いた人が、自分ができるサポートはあるかしら?と答えてくれる人がいました。
いじめ自殺の報道が起きてからは、「何かしたいけれど、一人では出来ない。何をして良いのかわからない」という声が届きました。
専門家の人も必要だけど、身近でサポートしてくれる人がたくさんいることは、なにより心強くなる。
孤独を感じることが、親も子のなにより辛いことだから。
今週、正式に発表する予定。
その他に、最近は新聞取材やTV局から問い合わせの連絡が続いていました。
いろいろと考えることも多くて、大変な日々が続きましたが、とりあえず一段落。
東京では、10日にいじめを苦に我が子が自殺した親らが集うシンポジウム「生まれてきてくれた命たちへ」が開催されました。
シンポジウムの開催に関わったジェントルハートプロジェクトの小森美登里さんから、いじめ自殺で子どもを亡くした親達が集まり、昨年に我が子を亡くしたばかりの親たちが、いじめ自殺を繰り返さないために行動しようとしていることを聞きました。
福岡県筑前町立三輪中のいじめ自殺事件の当事者、森美加さん(36)も登壇。亡くなった長男啓祐(けいすけ)君(当時13歳、中2)の名前と写真を初めて公開し、「息子が残したメッセージを多くの人に伝え、笑顔の絶えない社会をつくりたい」と涙ながらに語った。毎日新聞より
いじめられた子が、名前を言えない、名前を隠さないといけないことは、おかしいことだと感じています。
私のところにも、名前は言えないとけど・・といういじめの相談のメールが、いまも届いています。
いじめに遭った子ども達が、いじめられた原因があると責められたり、弱い子と思われたり、恥ずかしいことと思ったりしないように、いじめに遭ったら早く誰にでも話すことができる環境を作っていきたい。
2007年02月06日
非公開裁判に・・
5日は、卒業アルバムに元担任に厄介物という意味の「黒い羊」の寄せ書きをされたB子さんの第2回口頭弁論の傍聴に行きましたが、非公開となっていて、傍聴することはできませんでした。
次回も非公開で行われるということですが、「非公開」になった理由はわかりません。
初公判後に、何度かTVで取り上げられていました。当日のお昼の番組でも、放送されていました。
そういう影響もあるのでしょうか?B子さんを気遣ってのことでしたら良いのですが・・。
我が家の場合は、証人尋問の日程調整と結審が近づいた頃、裁判の進行を詳細に調整し確認するときと和解協議のときに、非公開となりました。非公開で良かったことは、広い法廷では、裁判官とは会話を交わすことはできませんが、非公開のときは、小さな法廷で円卓を囲むことから、直に会話を交わすことができました。あまり余分なことは聞いてもらえない、淡々と進行が優先されていきましが、一言でも気持ちを伝えることができたことは良いことでした。
私の他に、法廷外に裁判が終わるのを待っていたのは、報道関係者の4人。静岡市教委の職員は、
傍聴を許可されて中に入っていきました。誰が被告側の弁護士なのかわかりませんが、被告側の人数は10人の大人数。
我が家の裁判ときも、市教委職員2名と赴任しきた校長が必ず傍聴に来ていました。非公開の和解のときにも、市教委の職員は傍聴を許可されていました。
富士市のA子さんの裁判には、いつも20名近くの被告側の傍聴者がいましたが、ほとんどが市職員のようでした。なぜ、このように大人数で傍聴に来る理由はわかりません。
今回は、被告静岡市が原告B子さんの主張に対して、具体的な反論を準備書面で提出してきました。
B子さんのお母さんの話によると、「(寄せ書きをした)担任の対応の教育的配慮が不十分だったこと、寄せ書きがB子さんを傷つけたことと認めるが、学校として責任はない。」ということでした。
静岡新聞の朝刊では、B子さんが3年間別室登校の状態で、学習と学校生活を普通に送ることの奪われたことについては、「学校としては充分な教育的配慮をした」と書かれていました。
裁判に行く前に、B子さんの放送を一緒に見ていた従業員が、「学校にいて、先生が来ないってどういうこと?」と聞いてきました。
B子さんは、プリントを渡されて、一日中誰も訪ねてこない部屋で過ごしていたことが何度もあるそうです。廊下に行き来する先生が、部屋にきてくれるのではないかという期待と落胆する気持ちをいつも持っていなければなりませんでした。
1年のときの担任は、3年間一度も教室にきたことはなかったと聞きました。
他の事例でも、学習は時間は一日の中で、1,2時間程度。授業の空き時間に、手の空いてる先生がきて勉強を教えるという程度で、別室登校の子ども達には、学習する権利が与えられていないことがほとんどです。
「学校が充分に施した」ということと、B子さんが望むものが違っていたのは事実。
責任逃れをするのではなくて、何がB子さんにとって足りなかったのかを考えてほしいという思いは届かないのでしょうか?
次回は、3月5日ですが、非公開となります。
次回も非公開で行われるということですが、「非公開」になった理由はわかりません。
初公判後に、何度かTVで取り上げられていました。当日のお昼の番組でも、放送されていました。
そういう影響もあるのでしょうか?B子さんを気遣ってのことでしたら良いのですが・・。
我が家の場合は、証人尋問の日程調整と結審が近づいた頃、裁判の進行を詳細に調整し確認するときと和解協議のときに、非公開となりました。非公開で良かったことは、広い法廷では、裁判官とは会話を交わすことはできませんが、非公開のときは、小さな法廷で円卓を囲むことから、直に会話を交わすことができました。あまり余分なことは聞いてもらえない、淡々と進行が優先されていきましが、一言でも気持ちを伝えることができたことは良いことでした。
私の他に、法廷外に裁判が終わるのを待っていたのは、報道関係者の4人。静岡市教委の職員は、
傍聴を許可されて中に入っていきました。誰が被告側の弁護士なのかわかりませんが、被告側の人数は10人の大人数。
我が家の裁判ときも、市教委職員2名と赴任しきた校長が必ず傍聴に来ていました。非公開の和解のときにも、市教委の職員は傍聴を許可されていました。
富士市のA子さんの裁判には、いつも20名近くの被告側の傍聴者がいましたが、ほとんどが市職員のようでした。なぜ、このように大人数で傍聴に来る理由はわかりません。
今回は、被告静岡市が原告B子さんの主張に対して、具体的な反論を準備書面で提出してきました。
B子さんのお母さんの話によると、「(寄せ書きをした)担任の対応の教育的配慮が不十分だったこと、寄せ書きがB子さんを傷つけたことと認めるが、学校として責任はない。」ということでした。
静岡新聞の朝刊では、B子さんが3年間別室登校の状態で、学習と学校生活を普通に送ることの奪われたことについては、「学校としては充分な教育的配慮をした」と書かれていました。
裁判に行く前に、B子さんの放送を一緒に見ていた従業員が、「学校にいて、先生が来ないってどういうこと?」と聞いてきました。
B子さんは、プリントを渡されて、一日中誰も訪ねてこない部屋で過ごしていたことが何度もあるそうです。廊下に行き来する先生が、部屋にきてくれるのではないかという期待と落胆する気持ちをいつも持っていなければなりませんでした。
1年のときの担任は、3年間一度も教室にきたことはなかったと聞きました。
他の事例でも、学習は時間は一日の中で、1,2時間程度。授業の空き時間に、手の空いてる先生がきて勉強を教えるという程度で、別室登校の子ども達には、学習する権利が与えられていないことがほとんどです。
「学校が充分に施した」ということと、B子さんが望むものが違っていたのは事実。
責任逃れをするのではなくて、何がB子さんにとって足りなかったのかを考えてほしいという思いは届かないのでしょうか?
次回は、3月5日ですが、非公開となります。
2007年02月04日
いじめ被害者が加害者に・・・
千葉県松戸市の市立第三中学校の2年の男子生徒が、1日午後、市内のマンションで飛び降り自殺したとニュースで知りました。
彼は、部活内でいじめを遭っていたことを訴えていたということですが、自殺前日に、同級生に加わって、別の同級生に暴行を加えて、学校の指導を受けていました。彼はこの日、初めていじめに荷担したようです。
被害者が加害者となってしまうことは、いじめの構図から、けして珍しいことではありません。
どうして、荷担することになったのか、彼は理由を聞いてもらえたのだろうか?
理由を、言えなくても教師は、気持ちを察してくれたのだろうか?
いじめに荷担しなければ、もっともっといじめられると感じていたのだとしたら・・・もう、、すでにこれ以上耐えられないといじめに遭っていたのかもしれない。いじめから逃れるために、行為に荷担したとしたら、彼は加害者となってしまったことを責められて、どちらにも逃げ場がなくなり、追い詰められてしまったのではないでしょうか・・。
一見、友だちのように見える関係の中に、力関係があったり、いじめが遭っていじめられている子がいて、いじめ・暴力に荷担させられたり、万引き、恐喝の強要されていることも多くあります。いじめに遭っている子は、「無理矢理やらされた」とは、ほとんど言いません。いじめられていることも言えません。
山下 英三郎 (やました えいざぶろう)さんの 講演会 『不登校 ・ いじめ を考える~ 子どもの視点から考える ~ 』 では、いじめの被害者も加害者も、大人社会の犠牲になっている。厳罰化より、子ども達の問題に向き合い、子ども達が自ら問題解決する力を導くための周囲の大人のサポートが必要であるとおしゃっていましたが、私も同感です。
いじめをなくすためには、加害者になってしまうの子どもを作らないこと。いじめが起きてから、対応を考えるのではなくて、防止策が必要。
いじめ自殺をした生との担任は、ショックで寝込んでしまったという・・・
いじめの問題は、知れば知るほど複雑な問題が絡んでいる。
学校と教師だけで、対処するのは難しい。
いまの現状では、まだまだいじめ自殺はなくならないと山下さんは感じていると話していました。
教育再生会議の提言通りに、学校任せのいじめ対策、加害者に厳しい指導を行うことになっていくと、このようなケースが増えるのではないかと心配です。
彼は、部活内でいじめを遭っていたことを訴えていたということですが、自殺前日に、同級生に加わって、別の同級生に暴行を加えて、学校の指導を受けていました。彼はこの日、初めていじめに荷担したようです。
被害者が加害者となってしまうことは、いじめの構図から、けして珍しいことではありません。
どうして、荷担することになったのか、彼は理由を聞いてもらえたのだろうか?
理由を、言えなくても教師は、気持ちを察してくれたのだろうか?
いじめに荷担しなければ、もっともっといじめられると感じていたのだとしたら・・・もう、、すでにこれ以上耐えられないといじめに遭っていたのかもしれない。いじめから逃れるために、行為に荷担したとしたら、彼は加害者となってしまったことを責められて、どちらにも逃げ場がなくなり、追い詰められてしまったのではないでしょうか・・。
一見、友だちのように見える関係の中に、力関係があったり、いじめが遭っていじめられている子がいて、いじめ・暴力に荷担させられたり、万引き、恐喝の強要されていることも多くあります。いじめに遭っている子は、「無理矢理やらされた」とは、ほとんど言いません。いじめられていることも言えません。
山下 英三郎 (やました えいざぶろう)さんの 講演会 『不登校 ・ いじめ を考える~ 子どもの視点から考える ~ 』 では、いじめの被害者も加害者も、大人社会の犠牲になっている。厳罰化より、子ども達の問題に向き合い、子ども達が自ら問題解決する力を導くための周囲の大人のサポートが必要であるとおしゃっていましたが、私も同感です。
いじめをなくすためには、加害者になってしまうの子どもを作らないこと。いじめが起きてから、対応を考えるのではなくて、防止策が必要。
いじめ自殺をした生との担任は、ショックで寝込んでしまったという・・・
いじめの問題は、知れば知るほど複雑な問題が絡んでいる。
学校と教師だけで、対処するのは難しい。
いまの現状では、まだまだいじめ自殺はなくならないと山下さんは感じていると話していました。
教育再生会議の提言通りに、学校任せのいじめ対策、加害者に厳しい指導を行うことになっていくと、このようなケースが増えるのではないかと心配です。
2007年02月03日
お知らせ
早いもので、もう2月になりました。昨日からは、本格的な冬の寒さが訪れましたね。
2月は、私にとっては、忙しい月になりそうです。
講演のお知らせ(今日の午後からです)
山下 英三郎 (やました えいざぶろう)さん 講演会
『不登校 ・ いじめ を考える~ 子どもの視点から考える ~ 』
◆日時 2007年2月3日(土) 午後1時 ~ 4時半 ( 受付12時半 )
◆場所 アクトシテイ浜松研修交流センター
52研修交流室 (楽器博物館上5階)
◆参加費 1000円 定員65名(18歳以下無料)
◆主催 浜松登校拒否親の会
詳細は、浜松登校拒否親の会HPへ
平成18年度 家庭教育・次世代育成地域協働フォーラムinはままつ
「子どもをはぐくむ地域社会の支えあいとつながり」
~たいせつなことってなに~
●日時:平成19年2月17日(土) 10:00~16:15(9:30~ 受付)
18日(日) 10:00~16:15(9:30~ 受付)
●会場:浜松大学 都田キャンパス 駐車場あります
●主催:
独立行政法人国立女性教育会館
NPO 法人はままつ子育てネットワークぴっぴ
開催趣旨(ぴっぴHPより)
静岡県および周辺地域における家庭教育・子育て支援の行政担当者や子育て支援に携わる市民 団体のリーダー、企業の次世代育成担当者および子育てを行っている保護者等を対象に、現代の 家庭教育・子育て支援の現状と課題を把握するとともに、家庭教育・次世代育成に関するプログ ラムの作成・検討などのワークショップや情報交換を行うことで、子育ての新たな支えあいと連帯を推進する機会とします。
詳細は、NPO 法人はままつ子育てネットワークぴっぴHPへ
私はどちらも、参加する予定。
両方とも、いまのいじめ問題の解決に必要な「子どもの視点」「行政・地域・家庭・企業の連携」が課題として挙げられていますね。
2月は、私にとっては、忙しい月になりそうです。
講演のお知らせ(今日の午後からです)
山下 英三郎 (やました えいざぶろう)さん 講演会
『不登校 ・ いじめ を考える~ 子どもの視点から考える ~ 』
◆日時 2007年2月3日(土) 午後1時 ~ 4時半 ( 受付12時半 )
◆場所 アクトシテイ浜松研修交流センター
52研修交流室 (楽器博物館上5階)
◆参加費 1000円 定員65名(18歳以下無料)
◆主催 浜松登校拒否親の会
詳細は、浜松登校拒否親の会HPへ
平成18年度 家庭教育・次世代育成地域協働フォーラムinはままつ
「子どもをはぐくむ地域社会の支えあいとつながり」
~たいせつなことってなに~
●日時:平成19年2月17日(土) 10:00~16:15(9:30~ 受付)
18日(日) 10:00~16:15(9:30~ 受付)
●会場:浜松大学 都田キャンパス 駐車場あります
●主催:
独立行政法人国立女性教育会館
NPO 法人はままつ子育てネットワークぴっぴ
開催趣旨(ぴっぴHPより)
静岡県および周辺地域における家庭教育・子育て支援の行政担当者や子育て支援に携わる市民 団体のリーダー、企業の次世代育成担当者および子育てを行っている保護者等を対象に、現代の 家庭教育・子育て支援の現状と課題を把握するとともに、家庭教育・次世代育成に関するプログ ラムの作成・検討などのワークショップや情報交換を行うことで、子育ての新たな支えあいと連帯を推進する機会とします。
詳細は、NPO 法人はままつ子育てネットワークぴっぴHPへ
私はどちらも、参加する予定。
両方とも、いまのいじめ問題の解決に必要な「子どもの視点」「行政・地域・家庭・企業の連携」が課題として挙げられていますね。