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土浦の男性刺殺 乗り捨て、徒歩で姿消す? 自転車男性の行方追う |
| 2008/03/21(金) 本紙朝刊 第1社会 A版 23頁 |
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土浦市中村南五丁目の無職、三浦芳一さん(72)が自宅玄関先で刺殺された事件で、三浦さん方前に乗り捨てたマウンテンバイク(自転車)の持ち主で事件後行方が分からなくなっている同市、無職、男性(25)は事件当日の十九日朝自宅をマウンテンバイクに乗って出ていたことが二十日、土浦署捜査本部の調べで分かった。マウンテンバイクは事件直後の九時すぎには三浦さん方前で見つかっていることから時間的に乗り捨てたのは男性自身で、男性は現場から徒歩で姿を消したとみられる。捜査本部は、男性が事件について何らかの事情を知っている可能性が強いとみて、男性の自宅を任意で調べるとともに、周辺で男性を目撃した人がいないか警察犬も動員して足取りの追跡に全力を挙げている。
三浦さんの死因は筑波大で二十日実施された司法解剖の結果、総頸(けい)動脈切断による失血と判明した。
調べによると、マウンテンバイクの男性宅があるのは、現場となった三浦さん方から約一`離れた住宅地の一角。男性は家族とともに暮らし、事件発生当日朝も自宅にいたことは確認されている。
三浦さんは当日朝八時ごろ、普段通り妻(60)をパート勤務先のスーパーに車で送っている。同八時半ごろには帰宅していたとみられ、自宅には車もあった。三浦さんは玄関先に倒れているのが見つかった際、サンダル履き姿だった。車を運転するときは靴を履いていたとされることから、捜査本部は、三浦さんはいったん自宅に戻り、その後何らかの事情で家屋の外に出て事件に巻き込まれたとみている。
また、三浦さんのズボンのポケットには一万円程度が入った財布が残されていることから、犯人は金品目的ではなかったとみられている。
捜査本部は、犯人は三浦さんを殺害した際、返り血を浴びている可能性があるとみて、現場周辺で不審な人物を目撃した人がいないか目撃情報の発掘に全力を挙げている。また、現場付近では凶器が見つかっていないことから、周辺に凶器が捨てられていないか遺留品の捜索も続けている。
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