きまぐれ雑記帳

ただの雑記帳です。

 
鹿児島の鹿屋基地に旧日本海軍の二式大艇があります。

お台場の船の科学館から移設されてもうすぐ2年になります。
二式大艇については、Wikipediaに記述がありました。

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二式大艇(にしきだいてい, にしきたいてい, Kawanishi H8K2 "Emily")は、
旧日本海軍が第二次世界大戦中に実用化した4発大型飛行艇。
初飛行は1941年。レシプロエンジン装備の飛行艇としては世界最高の性能を
誇り、現在なお凌駕する機体は出ていないともされる。
正式名称は二式飛行艇。二式大型飛行艇とも言う。
なお、輸送型は「晴空」と呼ばれていた。
先発の九七式大艇と共に川西航空機で生産された。

要求性能
二式大艇の前の制式機である97式飛行艇は当時の列強の飛行艇の
水準を越えた優秀機だった。長い翼を持った4発飛行艇で、
最大速度は385km/時・魚雷2発を搭載した攻撃ミッションでの
航続距離は約5000kmだった。
二式大艇は、97式飛行艇の後継として当時の飛行艇の水準を
はるかに上回る性能が要求された。海軍の要求性能の一部を列記する。

最高速度…444km/時以上
当時の主力戦闘機96式艦上戦闘機と同等。
同時期の英国4発飛行艇サンダーランドの最高速度336km/時と
比べると100km/時以上速い。
航続距離…偵察時7400km以上、攻撃時6500km以上
いずれも一式陸攻やB-17の5割増。
20mm機関砲多数を装備した強力な防御砲火
良好な操縦性

ということで、実際の性能はと言うと、、、

全幅  38.328m
全長  28.12m
自重  18,570kg
発動機 三菱火星22型 1850馬力 4基(一速馬力、1680馬力{高度2100m})
最高速度 470km/時(高度5700m)「一一型433km、一二型454km、二二型470km、三二型420km{晴空}」
航続距離 偵察ミッションで 7153km=一二型 8223km=二二型
武装   20mm旋回銃5門、7.7mm旋回銃3門、
     魚雷または爆弾 2t
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これを見ると、ほとんど要求性能を満たしているわけですね。
海軍の理不尽な要求にも応えてみせた技術者の心意気が感じられる
飛行機なのであります。
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