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2004.07.17

YSと鹿屋の旅行記・その6

 鹿屋のホテルで一泊した後、いよいよ鹿屋航空基地資料館へ。
 鹿屋バスセンターから垂水方面へのバスに乗れば楽ですが、バスの本数が30分に1本だし、ホテルから歩いていける距離だと思い、歩いて行きました。しかし、途中長い坂道があり、それだけで結構疲れてしまいました。「やっぱりバスに乗れば良かったかな」と思いつつ、9時丁度に航空基地史料館に到着。
 目的のR4D-6はすぐに見えました。早速写真に撮る。配置の関係上駐車場側から横ぎみの右側の全体写真が撮れるのですが、日が照っており逆光状態、でもぼんやりと晴れていたため、露出補正をかけて撮りました。これについてはまた後で光線状態が変わったら撮ろうと思いました。
 実機は写真で見ているし、「レドームが付いているからちょっとな」と思ったのですが、実際にこの目で見てみると、やはり実物のDC-3(R4D-6)はいいな、と思いました。機内は非公開。でもこれはやむを得ないでしょう。
 今は本当に静かに佇んでいますが、もし実際に飛ぶDC-3に乗れるチャンスがあったとしても、判断に迷ってしまいますね。新しくても50年以上が経過して不安があります。DC-3は必要以上に丈夫に作られており安全性はむしろ今の旅客機よりも高いそうですが、如何せん老朽化は避けられないし……
 一通り見たけれど、他の機種には余り関心はなく、写真も余り撮りませんでした。
 一方、史料館の道の反対側には緑色をした二式大艇が。今年になって、船の科学館(東京・お台場)から移設されてきたもので、整備したてなのかきれいでした。これ、私は平成10年2月にすでに船の科学館で写真に撮っていたのですが、まさかこの遠方の地で再会するとは。
 史料館に入る。入館無料なのですが、カウンターに記名をすることになっています。時間はあるので、ゆっくり展示物を見ました。
 まず2階の海軍の展示ですが、いろいろとありました。その中での中心はやはり2機の残骸から復元した零戦でしょう。でも、私は戦闘機には疎く、似たような戦闘機なら結構見たことがあったので、新鮮味はありませんでしたが、おそらく零戦の実物を見たのは最初だと思います。館内は基本的に撮影禁止ですが、零戦のみ撮影可でした。しかし、館内は暗いし、フラッシュ使用ではちゃんと写らないと思い、撮りませんでした。
 展示室内には鹿屋から旅立って散って行った特攻隊員の顔写真がズラッと並べられていました。遺書の展示もあり、私は思わず絶句してしまいました。余りにも残酷な話に改めて「やはり平和がいいなあ」と思いました。私は自衛隊の存在には反対しないのですが。災害救援の際には心強いですし。

 鹿屋航空基地史料館・参考WEB
 自衛隊員による公式ページ(海軍の歴史や零戦について、また保存機の現役当時の写真が掲載されています)
 Welcome to KANOYA(大石英司氏の個人のページのうちの1コンテンツ。二式大艇を除く保存機全機の写真が掲載されています。鹿屋市の紹介も。)

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