二式大艇
・二式大艇 鹿児島へ 船の科学館で譲渡式
西日本新聞、2003/12/18付朝刊の記事
2月からは移設工事が始まってしまうということで、平日を狙って船の科学館に行って来ました。世界一の高性能を誇った大型飛行艇の歴史や、どうして船の科学館に展示されるようになったかなどについては、検索をかけるといろいろと出てくると思いますので、そちらに譲ります。
飛行機でも船でもない飛行艇。その姿は何度見ても美しく、実際に飛んでいる姿を、離着水する姿を、目の前で見てみたかったと切に思います。
海上自衛隊鹿屋基地に移ってしまったら、自分が生きてる間にもう1度見る機会があるかどうか。でも鹿児島に行く機会があったら、向こうに展示されている姿を見てみたいと思います。私はまだ鹿屋航空基地史料館には行ったことがないので、行く理由が増えたとも言えるかもしれません。平日で決して人は多くなかったですが、おそらくは二式大艇を見たり写真に写したりするために仕事を休んだのではないかと思われる人達が幾人もいらっしゃいました。
ところで、多くの飛行機好きな皆さんはご存知でしょうが、川西航空機製作所は現在は新明和工業となっています。US-1A型救難飛行艇も作っていますが、街中で「ShinMeywa」の文字をよく見かけるのは駐車場だったりします。そして私は「ShinMeywa」の文字を見るたびに条件反射のように二式大艇を思い出します。
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コメント
我が家の近くの根岸湾が、戦前は南洋航路の飛行艇の基地だったらしい。
日航の本社もここにあったとか。
川西飛行艇が銀色に輝く巨体を波しぶきを立てて滑走し、
やがて南洋の空めがけて飛び立つ様を想像しました。
投稿 TODO | 2004.02.01 19:50
2月1日現在、日曜ということもあり、まだ何も着手されていない模様。
たぶん、足場を組んで、パーツごとにばらす作業から始まり、大型クレーンで持ち上げてトラックなどに載せて、船で鹿児島まで運ばれるんだと思われます。決定的な瞬間を見たいなぁ・・・と、でも平日だと見られそうにないなぁ・・・と残念です。そして、あの場所に二式大艇がなくなってしまったところを想像すると、なんだかとても寂しくなります。
投稿 URA | 2004.02.02 00:42