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土浦の男性刺殺 犯行前、現金引き出す 逃走資金か |
2008/03/23(日) 本紙朝刊 第1社会 A版 23頁 |
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ゲーム好きの側面も
土浦市中村南五丁目の無職、三浦芳一さん(72)が自宅玄関先で刺殺された事件で、殺人容疑で指名手配された金川真大容疑者(24)=土浦市中村東三丁目=が事件前、自身の預金を十万円以上引き出していたことが、二十二日までの土浦署捜査本部の調べで分かった。引き出した金を逃走資金に充てている公算が大きいという。金川容疑者は無類のゲーム好きで、以前に都内へ出かけていたとの情報もあることから、県警は、ゲーム愛好者のメッカ・東京秋葉原周辺にも捜査員を派遣。金川容疑者の追跡に全力を挙げている。
金川容疑者は犯行後、三浦さん方から約一`離れた自宅まで徒歩で移動。帰宅後に血の付いた衣服を着替え逃走したとみられる。ただ、金川容疑者は運転免許を持っておらず、逃走手段はバスや電車などの公共交通機関か自転車の可能性が高いという。
金川容疑者が引き出した現金は自宅で確認されておらず、犯行当時も所持していたとみられる。事前に大金を引き出していることから、計画的犯行の可能性も浮上しているが、金川容疑者と三浦さんの接点は分かっておらず、三浦さんの家族も面識はないという。
これまでの調べでは、三浦さん方の物置にあった灯油用のポリ容器のふたが開いていたことが既に分かっている。三浦さんはファンヒーターの給油が日課で、事件当日も作業中だったとみられる。
三浦さんの遺体に防御の際にできる傷がないことから、金川容疑者は、物置側を向いて腰を下ろした状態の三浦さんを背後から襲ったとみられる。
一方、金川容疑者のゲーム好きは、一部の関係者に知られており、数年前には秋葉原で開かれたゲーム大会で準優勝したこともあった。今年一月にアルバイト先を辞めてからは、自宅でゲームにのめりこむ生活が続いていたという。
このため、県警は、金川容疑者がインターネットカフェやゲームセンターに立ち寄っていないか調べるとともに、捜査員を周辺の駅に配備して金川容疑者の行方を追っている。
三浦さんの通夜は二十二日、土浦市の「佛照寺」でしめやかに営まれ、遺族や関係者が三浦さんの冥福を祈った。
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