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【国際】

朴槿恵氏が指導部非難 韓国与党、総選挙前に亀裂

2008年3月23日 20時43分

 国会で記者団に囲まれるハンナラ党の朴槿恵元党代表=23日午後、ソウル(聯合=共同)

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 【ソウル23日共同】4月9日の韓国総選挙を控え、与党ハンナラ党の朴槿恵元党代表が23日、国会で記者会見し、多数の朴派議員が党公認候補から漏れたことについて「不公正だ」と激しく非難、姜在渉代表ら党指導部の責任を徹底追及する考えを明らかにした。

 昨年夏の党内予備選で李明博大統領と大統領選公認候補の座を争い、高い人気を誇る朴氏が指導部との全面対決姿勢を示したことで、党内の亀裂は決定的になった。総選挙で過半数獲得を目指す同党に大きな打撃となりそうだ。

 同党の選挙区公認候補選びでは、内定者のうち7割以上を李派が占めた。朴氏は会見で「私も国民もだまされた」「権力がすべてを正当化することはできない」と述べ、李大統領を暗に批判。姜代表らについて「政治改革への意志がなく、能力もない」と非難した。

 

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