情報公開度ランキング：岡山県は４３→３３位　政調費など依然低得点　／岡山

　全国市民オンブズマン連絡会議が２１日発表した第１２回全国情報公開度ランキングで、岡山県は前回の４３位から３３位に順位を上げた。市民オンブズマンおかやまは、昨年０点だった本庁課長級以上の再就職情報の公開度アップを主な押し上げ要因としているが、「県の公開度は決して高くない。より一層の情報公開を」と求めている。
　岡山県の点数は項目ごと（カッコ内は配点）に▽知事・部局長交際費情報１５点（１５点）▽本庁課長級以上の再就職情報１２点（２４点）▽予算編成スケジュール情報５点（１０点）▽政務調査費情報３点（３０点）▽議会運営委員会情報７点（２０点）▽県警捜査報償費情報２点（１５点）▽県警警部以上の再就職情報１５点（２４点）▽請求権者の範囲など制度運用等１６点（１７点）――の計７５点（計１５５点）。交際費や再就職情報などで比較的高得点だったが、領収書公開に向けた検討委の設置までしか決まっていない政務調査費や、傍聴上の制約がある議運情報で低得点が目立った。【佐藤慶】

３月２２日朝刊