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22・23日 「ジーンズメッセ」

2008年03月22日

■8社集結 合同で展示販売 倉敷・児島地域をPR/コンベックス岡山

 「国産ジーンズ発祥の地」とされる倉敷市・児島地域をPRする「ジーンズメッセ2008inコンベックス岡山」が22、23日に岡山市大内田のコンベックス岡山である。児島地域のメーカー8社が初めて合同展示販売をする。メッセの実行委員会は「地場産ジーンズを売り出す絶好の機会」と意気込んでいる。

 会場には「Betty Smith」「桃太郎ジーンズ」など地元メーカー8社が、最新ファッションやデニム生地の小物類を展示販売。ファッションショーやデザインコンテスト、ジーンズの発展性をテーマにしたパネルディスカッションなどで、高級ファッションに成長したジーンズの現状を発信する。

 実行委によると、米国の作業着だったジーンズは戦後、米軍放出の中古衣料として国内に登場した。

 児島地域が国内発祥地になったのは、学生服・作業服メーカー「マルオ被服」(現・ビ
ッグジョン)が米国製デニム生地を使って60年に国産第1号ジーンズを作ったのがきっかけという。同社は70年代にはジーンズの売り上げ日本一になり、89年に社名をブランド名として使っていた「ビッグジョン」に変更した。

 学生服・作業服製造が地場産業の児島地域には、ジーンズの縫製、洗い加工、染色、付属小物などの生産設備やノウハウも集積した。一方、流通面が弱く、メーカー同士が協調して展示会を催すこともなかったという。

 そこで、倉敷市瀬戸大橋架橋記念館(同市児島味野2丁目)が架橋20周年を機に、メーカー8社の協賛でジーンズの常設展示場「ジャパン・ジーンズ・パレス」を1月にオープン。コンベックス岡山を運営する岡山総合展示場が、架橋第2弾イベントにメッセを企画した。

 入場無料。問い合わせは同展示場(086・292・6111)へ。

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